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新年のごあいさつ
名古屋薬業健康保険組合
理事長 高木 裕明
新年あけましておめでとうございます
組合員の皆様におかれましては、希望に満ちた新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
昨年中は、当健康保険組合の事業運営につきまして格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
賃上げの機運がより多くの企業に広がりつつある中で、物価高や円安といった懸念要素はあるものの、景気にも明るい兆しが見えてきました。
さて、少子高齢社会の進展や医療の高度化等によって国民医療費が急増する中、本年は「2025年問題」と称される「団塊の世代」がすべて後期高齢者となる年を迎えます。現役世代の保険料負担の上昇を抑える施策は待ったなしの課題であり、そのためには、全世代が納得して負担し合う持続可能な医療保険制度を構築していく必要があります。
昨年12月2日に移行された「マイナ保険証を基本とする仕組み」は、これまでの保険証では実現できなかった質の高い医療の提供や医療の効率化、また、個人の健康管理の増進にも貢献する、重要な新しい基盤と言えますが、国民がそのメリットを実感するためには、国が責任をもって電子処方箋や電子カルテなどの普及を着実に進めていくことが重要ではないかと思います。
当組合では、長年に渡り加入者の皆様の健康管理事業に取り組み、健康経営を実践する企業は28社まで拡大しています。人手不足やメンタル不調などが社会問題化している今こそ、加入者や事業主、健保組合が協働して健康管理事業に取り組むことによって円滑な企業活動や保険運営が可能となり、持続可能な健康保険制度の構築にもつながるものと確信しています。
最後になりますが、本年が皆様にとって実り多い1年となりますことをお祈り申し上げて、新年のご挨拶とさせていただきます。