お知らせ
●海外旅行は、感染症に気をつけて!

7〜9月には、夏休み等長い休みを利用して、海外旅行へお出かけの方も多いと思います。
燃油サーチャージよりも気になるのは、海外での鳥インフルエンザなどの感染症です。厚生労働省健康局も、海外渡航者への注意を呼びかけています。
  出発前に渡航先の、感染症流行状況等に関する情報を入手しておくことも大切です。

備えあれば憂いなし!賢く楽しい海外旅行をしましょう
●鳥インフルエンザ  発生地域 : 東南アジアを中心にアフリカの一部など
  人が感染した場合には、重篤な症状となることが多く、世界保健機構(WHO)によると、2003年11月から2008年6月までに世界15カ国で385人(死亡者243人)の発症者が報告されています。
 ・ 鳥との接触を避け、むやみに触らないようにしましょう。
 ・ 生きた鳥が売られている市場や養鶏場にむやみに近寄らないでください。
 ・ マスク、うがい、手洗いを徹底してください。

※主な症状 : 1〜10日(多くは2〜5日)の潜伏期間ののち、発熱、呼吸器症状、下痢、多臓器不全等
●狂犬病  発生地域 : 世界のほとんどの地域。特にアジア、アフリカ。
  咬まれることよって唾液からウイルスに感染し、長い潜伏期の後に発症すると有効な治療法はなくほぼ100%死亡します。
  世界における死者数は毎年5万5千人といわれています。我が国では、海外で犬に咬まれ帰国後に発症し死亡した事例が平成18年に2例報告されています。
 ・ 動物(とくに野犬)との接触を避ける。
 ・ もしも犬等から咬傷を受けた場合は、すぐに石鹸と水でよく洗い、
  速やかに医療機関を受診し、消毒、暴露後予防接種などを受ける。

※主な症状 : 1〜3ヵ月の潜伏期間ののち、発熱、咬まれた場所の知覚異常。恐水、恐風症状、神経症状。
●熱処理されていない食物は避けましょう
●蚊に刺されない対策をしておきましょう
 ・ A型肝炎、E型肝炎、コレラなどの食べ物を介した感染症、
 ・ マラリア、デング熱、ウエストナイル熱など熱帯地域での蚊を介した感染症、
 ・ エボラ出血熱、マールブルグ病といったサルを介した感染症、
などもあります。
 ・ 感染症流行地への旅行は避ける
 ・ 熱処理されていない物の飲食は避ける
 ・ 絞りたてのミルクやお手製の乳製品を口にしない
 ・ 長袖・長ズボン着用、虫除けスプレーなど、蚊に刺されないための対策をする
●帰国後に「発熱」したら、検疫所に相談しましょう。
  帰国した際に具合が悪かったり、発熱があったりしたときには、空港や港の検疫所に必ず相談しましょう。
  帰国後しばらくしてから具合が悪くなった場合は、医療機関に受診しましょう。

海外の医療機関で受診した場合、医療費の請求ができます。
  海外旅行や、被保険者の海外出張などの渡航中(療養を目的として海外に渡航し診療を受けた場合は除きます)に、業務外の病気やけがにより海外の医療機関で受診した場合、一旦医療費全額を支払い、後で健保組合に申請して払い戻しを受けることができます。
  支給額は、国内で治療を受けたものとみなした医療費と実際にかかった金額を比較し、低い方を基に算出されます。


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