2009年1月20日掲載 |
●健康常識、うそ!ほんと?/全般編
|
楽しんでいただきました「健康常識、うそ!ほんと?」もいよいよラスト、全般編となりました。
誤った知識は、逆に健康から遠ざかる結果を招きかねません。溢れる情報に惑わされない、確かな情報を見極める知識を養っていきましょう。
|
|
「うそ!ほんと?」のボタンをクリックすると、答えと解説が表示されます。
正解は「×うそ」です!!
魚などを長く酢に漬けておくと骨まで柔らかくなって食べやすくなります。このことから、人間のからだも軟らかくなるのではないか?という俗説で、実際には酢を飲んでからだが軟らかくなることはありません。
酢に含まれているクエン酸には、強い殺菌作用、消化液の分泌を高める働きがあり、また、疲労物質として体内にたまる乳酸を分解する働きがありますので、適量の酢をとることは、疲労回復に効果があります。
正解は「×うそ」です!!
黒々とした昆布の色つや、波にたゆたう姿がいかにも緑の黒髪を連想させ、このように思われていますが、昆布の成分中には、髪の色素(メラニン)を直接増やすものは含まれていません。
昆布に含まれている成分は、タンパク質、カルシウム、鉄分、ナトリウム、ヨウ素などで、血液をきれいにする働きがあり、血管の老化を防ぐ作用があり、高血圧や動脈硬化の防止に効果があります。
カロリーはほとんどなく、肥満が気になる方にはうれしい食品です。
正解は「×うそ」です!!
白髪を抜くと同じ毛根からまた白髪が出てきますが、抜いたからといって周りの細胞に影響したり、同じ毛根から2本、3本と白髪が生えてくるといったことにはなりません。
たまたま白髪が生えた周りの毛根からも白髪が生えて、抜くと増えるような印象が生まれるのでしょう。
正解は「○ほんと」です!!
コンニャクには、水溶性の食物繊維であるグルコマンナンが豊富に含まれています。グルコマンナンは腸内の不要物を包み込んで外に出す、いわば腸の掃除屋さんの働きをします。「砂払い」とは、食物繊維のこのような効用を表現した言葉です。
正解は「×うそ」です!!
動物の肝臓だから人間の肝臓にもいい、というもっともらしい思い込みで、レバーに限らず、肝臓病を予防したり肝臓を丈夫にする特別な食品はありません。
急性肝炎などの肝臓病になった場合など、弱った肝臓の回復に役立つのは、良質のタンパク質や各種ビタミンをバランスよくとることです。うどんやおかゆなど消化のよい炭水化物もよいでしょう。
肝臓に限らず健康の維持増進には、バランスのとれた食事がなによりも大切です。ましてや、アルコールのとりすぎには要注意です。
正解は「×うそ」です!!
赤ワインに含まれている抗酸化物質ポリフェノールには、悪玉コレステロール(LDL)の酸化を防ぎ、動脈硬化を防ぐ働きがあります。しかし、動脈硬化の原因はコレステロールだけではなく、塩分のとりすぎや肥満、喫煙、ストレスなども要因となってきますので、赤ワインの予防効果を過信するのは危険です。
なお、ポリフェノールは大豆、緑茶、ココア、野菜、果物など、ほとんどの植物に含まれており、特に色が鮮やかで渋みや苦みのあるものに多く含まれています。
ワインはお酒ですので1日グラス2杯までにとどめ、いろいろな食品からポリフェノールをとりましょう。
Copyright © since 2005 名古屋薬業健康保険組合 All Right Reserved.
|