お知らせ
2009年1月23日掲載
●ご存知ですか?「インフルエンザ・パンデミック」

細菌やウイルスによって引き起こされる病気を感染症といいます。この感染症の世界規模での大流行を「パンデミック(感染爆発)」と呼びます。

現在、世界では高病原性鳥インフルエンザの大流行への危機感が急速に高まっています。
  高病原性鳥インフルエンザは弱いながらも人間に感染する力があり、致死率は60%以上になります。そのため、高病原性鳥インフルエンザウイルスが大変異して、人から人へ感染するウイルスに進化すると、世界中で大きな被害が起きる恐れがあるのです。
人に感染することがなかった鳥インフルエンザウイルス等が人に感染し、人の体内で増えることができるように変化し、人から人へと効率よく感染できるようになったウイルスによる疾患を「新型インフルエンザ」と指します。

  まずは@自己防衛と、A他人にうつさない方法を確認しておきましょう。
● 個人でできる「インフルエンザ・パンデミック」対策 ●
■新型インフルエンザ発生前に準備すべきこと
(1)うがい・手洗い・マスクの励行
   外出後の手洗いを日常的に行い、「咳エチケット」を身につけましょう。
       「咳エチケット」・・・・・・お子さんにも、教えてあげてくださいね。
咳・くしゃみが出たら、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。
マスクをもっていない場合は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて、1m以上離れましょう。
鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐに蓋付きの廃棄物箱に捨てられる環境を整えましょう。
咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
マスクはより透過性の低いもの、例えば、医療現場にて使用される「サージカルマスク」が望ましいですが、通常の市販マスクでも咳をしている人のウイルスの拡散をある程度は防ぐ効果があると考えられています。
一方、健常人がマスクを着用しているからといって、ウイルスの吸入を完全に予防できるわけではないことに注意が必要です。
マスクの装着は説明書をよく読んで、正しく着用しましょう。
(2) 食料・水・日用品の確保・備蓄
感染を防ぐためには不要不急の外出をしないことが原則です。災害時と同様に外出しなくても良いだけの最低限(2週間程度)の食糧・日用品等は準備しておくのがよいでしょう。
<対インフルエンザ対策の物品> マスク、ゴム手袋、水枕・氷枕(頭や腋下の冷却用)、漂白剤(次亜塩素酸:消毒効果がある)、消毒用アルコール
(3) 発熱時の対応の相談
本人、家族が感染し一定期間の自宅待機になった場合、どのように家庭内で役割を分担し家庭を維持していくか、連絡についても相談しておきましょう。

■新型インフルエンザ発生後に取るべき対応
(1) 情報収集
マスコミ等で出回る情報を過度に信用してパニックが起こらないよう、正確な情報を収集し、冷静に対応することが重要です。
(2) 発症者の家庭における留意事項
発熱・咳・全身痛など通常のインフルエンザと思われる症状がある場合、事前連絡なく近医を受診すると、万が一新型インフルエンザであった場合、待合室等で他の患者さんに感染させてしまう「二次感染」のおそれがあります。
  まず保健所等(発熱相談センター)に連絡し、都道府県等が指定する医療機関など(発熱外来など)を受診してください。
(3) 家庭内でも「咳エチケット」
外出時、家庭内でも、咳をする際には「咳エチケット」に十分注意をして、周囲に感染させないように心がけることが必要です。

新型インフルエンザについて、もっと知りたい方は ▼ こちら


当組合では、インフルエンザ予防接種補助を実施しています

● インフルエンザの情報はこちら! ●
厚生労働省では「インフルエンザの基礎知識」
(Web版)を発表しています

  インフルエンザとかぜの違い、インフルエンザの種類、予防の基本、咳エチケット、など、ぜひ!ご覧ください。
トップページ からも、「インフルエンザ最新情報」をご覧いただけます。


関連項目はこちら

前のページに戻る   このページのトップへ

Copyright © since 2005 名古屋薬業健康保険組合 All Right Reserved.