お知らせ
2009年5月31日掲載
●魚のパワー!「カツオ」

  落語や歌舞伎の「髪結新三」にも登場する庶民のお楽しみの「初鰹」、皆さんはお食べになりましたか?
  近年はあっさりとした春の「初鰹」よりも、脂ののった秋に南下する「もどり鰹」の方が人気のようです。
  初鰹ともどり鰹の栄養価を比べる(食品成分表)と、タンパク質はほぼ同じでも脂質は「初鰹0.5g」「もどり鰹6.2g」と約10倍、カロリーも50kcalほど初鰹の方が少なめです。
 

  さて、かつおは外洋を海流に乗って回遊し、眠ることなく泳ぎ続ける魚であるといわれています。しかも餌を捕りにいくスピードは時速60kmにも達するといわれ、この持久力と瞬発力をもつかつおの筋肉組織中には、アンセリン(アミノ酸の一種)という成分が多く含まれており、これが泳ぎ続けるかつおのパワーといわれています。

  このアンセリンは筋肉中の疲労による変化を和らげる働きがあり、体内の環境を一定に保つ抗疲労効果があるといわれ、「かつお節」にもたくさん含まれています。
  アンセリンは水溶性成分ですので、だしとして使われる場合には大半の成分がだし汁の方へ移行しますので、みそ汁などだし汁ごといただくのがより効果的です。
  また、冷奴などにはかつお節をかけていただくのもよいですね。

● タフなカツオのスタミナ源で疲労回復をサポート ●
タフなカツオのスタミナ源で
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  カツオは、良質のタンパク源であり、特に血合いにはビタミンB1や、ビタミンB6、B12、ナイアシンなどのB群、鉄分などのミネラル類を多く含んでいます。
  また、鰹だしでも疲労回復効果があるという報告もあります。


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