お知らせ
2009年6月27日掲載
●食中毒予防は「加熱」「清潔」「手洗い」です。

  気温も湿度も上がって、梅雨どきは食中毒が気になる季節でもあります。

  食中毒にならないためには、食品の「冷却」「乾燥」「加熱」、調理場・器具の「清潔」「消毒」、そして調理および食事前の「手洗い」の徹底です。
  また、賞味期限の表示等に頼らないで安全を見極めることも大切です。

▼主な食中毒菌
黄色ブドウ球菌 ブドウのふさのような形をした菌で、人の皮膚に生育し、手から食材への二次感染が原因となります。黄色ブドウ球菌は増殖する際に毒素を出します。
この毒は熱に強く、煮たり焼いたりしても死にません。
おにぎり等はラップに包んでにぎり、早めに食べましょう。
ボツリヌス菌 土の中にいます。野菜などの泥はよく洗い落としましょう。
庭仕事をしたあとも手をよく洗いましょう。
サルモネラ菌 動物のおなかの中にいます。 食べ物の中にはこの菌に汚染されているものがあります。 熱には弱いので、きちんと料理すれば大丈夫です。
病原性大腸菌 大腸菌はもともと人や動物の腸内細菌のひとつで、その2〜5%が病原性を持っています。
自然界にも広く生育していますので、帰宅時やトイレ後は手を洗いましょう。
腸炎ビブリオ 海に生育します。魚介類を調理した器具や手指から他の食材への二次汚染による中毒発生が多いです。魚介類は調理前によく洗い、他に生食する食材を同時に調理する場合は使う器具を分けるとよいでしょう。

  食中毒は毎年約2,000件ほど発生しており、被害者数は約3万人と言われています。特にここ5年間では、食中毒発生件数は増加傾向のようです。注意しましょう。

食品加熱は1分以上が目安、食材の芯まで熱が届くようにしましょう!
<食中毒菌を付けない・・・洗う・消毒>
調理前や食前には手を洗いましょう。
魚介類は真水でよく洗いましょう。
まな板や包丁、ふきんもよく洗って乾燥させましょう。
消毒もしましょう。
調理したものはすぐに食べましょう。
<食中毒菌を増やさない・・・冷凍・冷蔵>
生鮮ものは、買ったらすぐに冷凍・冷蔵庫へ入れましょう。
食べ残しを保存する場合も、時間をおかずに冷凍・冷蔵庫へ入れましょう。
<食中毒菌を生かしておかない・・・加熱・殺菌>
食材の芯まで熱が届くよう十分加熱しましょう。目安は75℃以上で1分以上。
残りものの再加熱も十分に火をとおしましょう。


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