2009年11月2日掲載
●新型インフルエンザ対策・・・@まずは予防!
毎日のテレビや新聞に「新型インフルエンザ」のニュースが大きく扱われ、不安に感じている方も多いかと思います。
まず大切なことは、自己防衛です!
うがい、手洗い、マスク、栄養バランスのよい食事、睡眠、人混みへの外出は避ける、といった日常の予防をしっかりとすることが、実は何よりも効果的なウィルス対策なのです。
●「免疫力」を高めよう!
インフルエンザにかかる人とかからない人、治りの早い人、症状が長引く人がいます。その差の最大の理由は、ウイルスに対する「免疫力」です。
栄養のあるものをバランスよく食べ、たっぷりと睡眠をとり、ストレスを減らし、適度な運動で基礎体力をつけておく・・・。
そんな、健康的な生活習慣が免疫力を高めます。
●ワクチンを接種して発症(重症化)を防ごう!
毎年流行する「季節性インフルエンザ」ではお年寄りが最も重症になりやすく、「新型インフルエンザ」は子どもや若者の重症が問題になっています。
ワクチンにはいろいろな成分が入っていますので、体調がすぐれない時などには予期せぬ反応が起きる可能性もあります。接種後30〜45分は安静にしていましょう。
いずれのワクチン接種をするにも、しっかりと体調を整えておくことが大切です。
★ インフルエンザ予防、まずは拾わない!広げない!ための・・・
@手洗い、Aうがい、Bマスクと咳エチケット、C日常生活での予防策
@手洗い
石鹸を使って隅々まで洗いましょう。また、流水で「流し落とす」ことが重要です。アメリカ(CDC)ではこの所要時間15〜20秒を「ハッピーバースデー」を2回歌うくらいと表しています。石鹸で洗うのに2回、流すのに3回歌えるくらいがベストです。
@手全体を流水でぬら して、石鹸等を手に取
り、手のひらをこすり合 わせて泡立てます。
A手の甲に、石鹸をの ばすようにしてこすりま す。
B指先や爪の間を念入 りにこすります。
C指の間もしっかりと洗 います。
D親指と手のひらをね じり洗いします。
E手首もくるくると、回 すようにして洗います。
F石鹸とともにウイルスを洗い流す要領でしっかりとすす ぎ、ペーパータオルまたは清潔なタオルで水分を ふき取ります。
アルコール製剤の場合も@〜Eの順で洗います。
Aうがい
@食べかすを洗い流すように、口の中をブクブクとすすぎうが
いをして、口の中の水を捨てます。
A上を向いて、喉の奥まで水を入れ、10秒間ガラガラと強くう
がいをし、口の中の水を捨てます。
これを2〜3回くりかえします。
Bマスクの着用、咳エチケット
@
マスクは鼻と口、あご周辺に隙間が出来ないように着用します。
はずすときは、ヒモを持って顔からはずし、マスクの内面にふれないように捨てます。
A
インフルエンザにかかったときは、解熱後2〜4日間はマスクを着用してください。
熱が下がってもウイルスは体内にまだ存在します。
B
咳やくしゃみをしているときはマスクを着用し、周囲へ飛沫が飛ばないよう、注意します。
C
咳やくしゃみのときは、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔を背けて1〜2m
離れましょう。
ティッシュなどがない場合は、手ではなく、服の袖などで押さえましょう。手を使ってしまった場合は、その手でドアノブなど共有物に触らないようにし、すぐに洗い流します。
D
鼻水・たんなどを含んだティッシュは、フタ付きのごみ箱に捨てるか、ビニール袋などに入れてしばって捨てましょう。
C日常生活での予防策
睡眠や休養をしっかりとり、バランスのよい食生活をおくって、体力や抵抗力を高めて、感染しにくい身体づくりをしましょう。
流行地への訪問や、人ごみ等への外出は控えるようにしましょう。
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