2009年11月14日掲載
●新型インフルエンザ対策・・・E正しいマスクの使い方
インフルエンザの感染には飛沫感染と接触感染の2つの経路がありますが、マスクに感染予防効果が期待できるのは飛沫感染です。
咳やくしゃみは周囲2mに飛びますので、電車や人混みなど2m以内の周囲に人がいる場合には、「うつさない」ためにマスクをしっかりと使いましょう。
また、マスクはあくまでも「うつさない」ための感染予防のひとつですが、「うつらない」ためにもマスクを使用するならば、やはり効果の高い使い方をしたいものです。
マスク、ちゃんと使えていますか?
●鼻とあごをしっかりマスクのなかに入れましょう。
マスクは大きく分けてプリーツタイプと立体型があり、立体型の方がもれは少ないというデータもあるようですが、大事なのは自分に合ったマスクを選ぶことです。呼吸がしやすいかどうか、耳が痛くないかなど、サイズや形が合うかチェックしましょう。特に大きすぎるマスクでは顔とマスクの隙間から「もれ」が多くなり、効果が期待できなくなってしまいます。
●マスクの表面などにもウィルスが付着している可能性があります!
・ 外すときはマスク面を触らず、耳部分のひもを持つようにしましょう。
・ ポケット等から同じマスクを出し入れしての再使用は避け、使い捨てましょう。
●「うつらない」ためのマスク
「うつらない」ためのマスク効果はまだ十分な研究が進んでいないようですが、通勤電車や映画館、対面式の接客など、2m以内で人と接する場合には予防効果も期待できそうです。
ウイルスは、寝不足などで疲れていたり、免疫力が低下していると感染しやすくなります。何よりも、体調管理が予防の基本です。
★ インフルエンザ予防、まずは拾わない!広げない! ★
マスクの着用、咳エチケット
@
マスクは鼻と口、あご周辺に隙間が出来ないように着用します。
はずすときは、ヒモを持って顔からはずし、マスクの特に内面にふれないように捨てます。
A
インフルエンザにかかったときは、解熱後2〜4日間はマスクを着用してください。熱が下がってもウイルスは体内にまだ存在します。
B
咳やくしゃみをしているときはマスクを着用し、周囲へ飛沫が飛ばないよう、注意します。
C
咳やくしゃみのときは、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔を背けて1〜2m
離れましょう。
ティッシュなどがない場合は、手ではなく、服の袖などで押さえましょう。手を使ってしまった場合は、その手でドアノブなど共有物に触らないようにし、すぐに洗い流します。
D
鼻水・たんなどを含んだティッシュは、フタ付きのごみ箱に捨てるか、ビニール袋などに入れてしばって捨てましょう。
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