2009年12月8日掲載 |
●知っ得!医療費・・・@増え続ける、国民医療費
|
厚生労働省によると、平成19年度の国民医療費(国民の病気やけがの治療のために支払われた費用の総額)は、なんと34兆1,360億円。 これは、前年度から約1兆円の増加で、過去最高となっており、年々増え続けています。 国民医療費を総人口で割ってみると、病院にかからなかった人を含め、1人あたり26万7,200円となり、 4人家族だと1家族あたり約107万円を、1年間の医療費として支払っていることになります。 また、国民所得に占める医療費の割合は、平成19年度で9.11%となっています。 |
■国民医療費の年次推移と対国民所得比 | ||||
|
||||
年齢別では65歳以上の医療費は17兆7,439億円で全体の52%を占めており、 70歳以上では41.5%、75歳以上は29.6%です。 1人当たり医療費は65歳未満の16万3,400円に対し、65歳以上は64万6,100円、70歳以上は72万2,200円、75歳以上では79万4,200円で、高齢者は現役世代の約4〜5倍となっています。 また、病気別でみてみると、循環器系の疾患に使われた医療費は、65歳未満で医療費全体の12.0%、65歳以上になると28.7%となり、年をとるごとに高くなっていることがわかります。 |
「医療費」について、考えてみましょう! | |||
|
医療費の増加は深刻な問題です。みなさんには、 もっと医療費について知っていただきたい、考えていただきたいと思っています。 次回は、「医療費の自己負担」について、お知らせします。 |
★★ 新型インフルエンザにご注意ください ★★ |
Copyright © since 2005 名古屋薬業健康保険組合 All Right Reserved.
|