お知らせ
2010年3月13日掲載
●冬の食中毒、「ノロウイルス」にまだまだご用心ください!

  今シーズンは新型インフルエンザの流行の陰に隠れるように、あまり問題にならなかった「ノロウイルス」による食中毒ですが、ここにきてその感染力の強さから急増しています。
  牡蠣などの貝類による食中毒の原因になるほか、感染した人の糞便や嘔吐物、あるいはそれらが乾燥したものから出る塵埃を介して経口感染してしまうのが、「ノロウイルス」です。

  ノロウイルスの一番大切な予防策は「手洗い」です。同時に風邪やインフルエンザなどの予防にもなりますので、家族全員で実行しましょう!

  ノロウイルスに感染した場合の主な症状は、激しい下痢や吐き気・嘔吐、腹痛などです。普段、元気な現役世代なら2〜3日の静養で回復しますが、持病のある人や子ども、高齢者は、特に下痢や嘔吐に伴う脱水への注意が必要です。
  食品からの感染を防ぐには、食材を十分に加熱することです。
  そして何よりも、手洗いの徹底です。トイレのあとや調理・食事前の手洗いは念入りにおこないましょう。
▼ ノロウイルス感染を防ぐ手洗いの手順 ▼
 @手全体を流水でぬら して、石鹸等を手に取
 り、手のひらをこすり合 わせて泡立てます。
 A手の甲に、石鹸をの ばすようにしてこすりま す。
B指先や爪の間を念入  りにこすります。
 C指の間もしっかりと洗 います。
 D親指と手のひらをね じり洗いします。
 E手首もくるくると、回 すようにして洗います。
 F石鹸とともにウイルスを洗い流す要領でしっかり
 とすす ぎ、ペーパータオルまたは清潔なタオルで
 水分をふき取ります。
         

■「ノロウイルス」の恐ろしい感染経路
1. 十分な加熱工程のない食品( 野菜サラダ、サンドイッチ、和え物など) は、ノロウイルスによる食中毒の原因食品となる可能性があります。
2. 調理者の手指等を介してノロウイルスに汚染された食品を食べた場合に感染することがあります。
3. ノロウイルスに感染している人が使用したトイレや触れたドアノブ、カーテン、日用品などから感染が広がることがあります。
4. ノロウイルスを含んだふん便や吐ぶつで汚染された床などが乾燥すると、ノロウイルスが空気中に舞い上がり、直接口に入って感染を広げてしまうことがあります。


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