お知らせ
2010年4月25日掲載
●海外旅行で気になるのは、「感染症」です。

  ゴールデン・ウイークや夏休みなどの長期休暇には、海外旅行へお出かけの方も多いと思います。
  海外旅行で気になるのは「感染症」です。
  厚生労働省検疫所も、海外渡航者への注意を呼びかけています。
  出発前に渡航先の、感染症流行状況等に関する情報を入手しておくことも大切です。
 

  特に今春は、ブラジルで黄熱、エジプトで鳥インフルエンザ、アフリカ中央部のチャドで髄膜炎菌感染症が流行しているとのことです。ご注意ください。
■「黄熱」とは・・・ 蚊に刺されることで感染する病気です。
             発熱、寒気、頭痛、筋肉痛、吐き気などの症状が出ます。
             有効な予防接種があります。
▼ 知らなかった!では済まされない!世界各地の感染症発生状況 ▼


●鳥に注意!/鳥インフルエンザ 
  東南アジア、欧州、アフリカ地域で鳥インフルエンザ(インフルエンザ H5N1)が発生拡大し、鳥からヒトへの感染事例が多く報告されています。
  一般に鳥との濃厚接触で感染しますので、生きた鳥が売られている市場や養鶏場へはむやみに訪れない、死んだ鳥等に触れない、手洗いやうがいの励行に心がけましょう。
 ・ 鳥との接触を避け、むやみに触らないようにしましょう。
 ・ 生きた鳥が売られている市場や養鶏場にむやみに近寄らないでください。
 ・ マスク、うがい、手洗いを徹底してください。

※主な症状 : 1〜10日(多くは2〜5日)の潜伏期間ののち、発熱、呼吸器症状、下痢、多臓器不全等
●犬・猫等に注意!/狂犬病 
  世界各地(特にアジア)では狂犬病がまん延しています。
  イヌやネコ、野生動物に近づかないようにしましょう。万が一、動物に咬まれた場合は現地の医療機関を受診し、適切な治療を受けるとともに、帰国時に検疫所に相談しましょう。
 ・ 動物(とくに野犬)との接触を避ける。
 ・ もしも犬等から咬傷を受けた場合は、すぐに石鹸と水でよく洗い、速やかに医療機関を受
  診し、消毒、ワクチン接種などを受ける。

※主な症状 : 1〜3ヵ月の潜伏期間ののち、発熱、咬まれた場所の知覚異常。恐水、恐風症状、神経症状。
●蚊に注意!/蚊に刺されない対策をしておきましょう
  世界的に蚊が媒介する感染症が多く発生しています。マラリア、デング熱は熱帯・亜熱帯地域で、ウェストナイル熱は米国を中心に流行が懸念されています。
 ・ 特に蚊が多く発生する夕方から夜間にかけて外出する際には、虫除け剤や蚊取り線香の
  使用、長袖・長ズボンの着用等により、虫に刺されないように注意してください。
●生物に注意!/熱処理されていない食物は避けましょう
  A型肝炎、E型肝炎、コレラなどの食べ物を介した感染症が懸念されます。
 ・ 感染症流行地への旅行は避けましょう。
 ・ 熱処理されていない物の飲食は避けましょう。
 ・ 絞りたてのミルクやお手製の乳製品を口にしないようにしましょう。
●帰国後に「発熱」したら、検疫所に相談しましょう。
  帰国した際に具合が悪かったり、発熱があったりしたときには、空港や港の検疫所に必ず相談しましょう。
  帰国後しばらくしてから具合が悪くなった場合は、医療機関に受診しましょう。


海外の医療機関で受診した場合、医療費の請求ができます。
  海外旅行や、被保険者の海外出張などの渡航中(療養を目的として海外に渡航し診療を受けた場合は除きます)に、業務外の病気やけがにより海外の医療機関で受診した場合、一旦医療費全額を支払い、後で健保組合に申請して払い戻しを受けることができます。
  支給額は、国内で治療を受けたものとみなした医療費と実際にかかった金額を比較し、低い方を基に算出されます。


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