お知らせ
2010年5月19日掲載
●目に青葉 山ほととぎす 初鰹

  和食には食材の楽しみ方が3つあります。
  「走り」「旬(しゅん)」「名残り」といって、
@ 「走り」は出始めの食材や初物をいただく文化。
A 「旬」は今まさに美味しいとか、たくさん取れる時期を指し、お値段などもお手頃。
B 「名残り」は時期的に終わりのものを、最後にもう一度楽しんで来年の季節を待ちましょうという楽しみ方。
毎月19日は「食育の日」です。
これを機会に食生活を見直してみませんか。
 

  「目に(は)青葉山ほととぎす初鰹」と、江戸中期の俳人山口素堂の句に詠まれているように、5月は初鰹の季節です。

  晩秋の「戻り鰹」に比べ脂質は多くありませんが、栄養価は変わりません。
  特に血合い部分には豊富な栄養素が含まれています。貧血予防によいビタミンB12や鉄分、血行促進が期待できるナイアシン、血圧やコレステロールを下げるタウリン、カルシウムの吸収を促進するビタミンDなどがあげられます。
 その他にも、中性脂肪を下げたり、集中力を高めるなどで知られているDHAやEPAも豊富に含まれています。

  皆さんはもう、初鰹を召し上がりましたか?
  栄養も文化も美味しい初鰹、あれこれ鰹にまつわる話をしながら戴きましょう!


★ 初鰹を食べれば、寿命が伸びる? ★
初鰹を食べれば、寿命が伸びる?
  ( All About )

  江戸っ子が「女房、娘を質に置いても食べたい」と言ったというほどの初鰹。今だったらちょっと怒られてしまいそうな話ですが、そのくらい、初鰹の到来を人々が楽しみにしていたということなのです。
(記事は4月26日付のため、冒頭に「もうすぐ5月。」となっ
 ています。ご了承ください。)
★ チャレンジ!地元(東海地区)の味
「てこね寿司」( 志摩オートキャンプ場 )
  もとは漁師の即席弁当で、志摩町の味覚で最も有名な郷土料理のひとつです。醤油で味付けした酢飯にかつおの切り身と生姜、大葉をまぶします。傷みやすい鰹に、生姜(ショウガオール)や大葉(ベリルアルデヒド)などの抗酸化力・殺菌力の高い食材を組み合わせるとは、理にかなった薬味です。


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