お知らせ
2010年5月23日掲載
●「食中毒菌」は、つけない、ふやさない、いかしておかない!

  気温の上昇とともに、夏の食中毒の季節となってきました。夏の食中毒の多くは「サルモネラ菌」や「大腸菌」などの細菌感染によるものが
主流です。

  食中毒にならないためには、食品の「冷却」
「乾燥」「加熱」、調理場・器具の「清潔」「消毒」、そして調理および食事の前の「手洗い」の徹底です。
  また、賞味期限の表示等に頼らない、安全を見極める知識も大切です。

★ 食中毒予防の、3つのポイント! ★
1.つけない <食中毒菌を付けない・・・手洗い・別扱い>
人の手や調理器具を介して食中毒菌が食品につくことがあります。
これを防ぐ基本は「手洗い」です。
調理前、生の肉や魚介類を調理したあと、食事の前など、必ず石けんで手を洗い、途中で顔や髪、ましてや動物などには触らないようにしましょう。
調理のときは、指輪、つけ爪、時計、などをはずしましょう。また、手指に傷があるときは、ビニール手袋をして、直接食品に触らないようにしましょう。
まな板や包丁は、生肉・魚介用と、そのほかの食品用を分けましょう。
また、焼き肉や鍋料理などのときは、生肉や魚介類は専用の菜ばし・トングを使いましょう。
2.ふやさない <食中毒菌を増やさない・・・冷凍・冷蔵>
食中毒菌は、室温でどんどん増殖します。冷蔵・冷凍が必要な食品は、買い物・調理前などのときの放置時間短縮につとめましょう。
冷凍された食品を解凍するときも、室温での自然解凍は厳禁です。解凍は冷蔵庫の中で行うか、電子レンジを利用しましょう。
作った料理は、すぐに食べましょう。
家族の帰宅が遅いときなども、食卓に置きっぱなしにせず、冷蔵庫にしまって、食べるときには再加熱しましょう。
3.いかしておかない <食中毒菌を生かしておかない・・・加熱・殺菌>
ほとんどの食中毒菌は熱に弱く、75度以上(ノロウイルスは85度以上)、1分以上の加熱で死滅します。
調理のときは、食品の中心部まで十分に加熱しましょう。
ハンバーグなどのひき肉料理は生焼けになりやすいので、とくに注意・確認しましょう。
まな板、包丁などの調理器具は、使用後すぐに洗剤で洗うほか、最後に熱湯をかけるか塩素系漂白剤で除菌し、十分に乾燥させましょう。
スポンジ・ふきんなども、洗ったあとはよく乾燥させましょう。


≪ 高温多湿の日本の夏は、食中毒にもっとも気をつけたい季節 ≫
「ひとりご飯は、食中毒に気をつけて」
  (All About)

  一人暮らしをしていると、「せっかく買ったのにモッタイナイ」とつい無謀な(?)チャレンジを働いてしまいがち。でも、この時期だけはいつもより注意を払い、賞味期限や消費期限にも注目をするように心がけたいものです。


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