1.つけない <食中毒菌を付けない・・・手洗い・別扱い> |
●人の手や調理器具を介して食中毒菌が食品につくことがあります。
これを防ぐ基本は「手洗い」です。
●調理前、生の肉や魚介類を調理したあと、食事の前など、必ず石けんで手を洗い、途中で顔や髪、ましてや動物などには触らないようにしましょう。
●調理のときは、指輪、つけ爪、時計、などをはずしましょう。また、手指に傷があるときは、ビニール手袋をして、直接食品に触らないようにしましょう。
●まな板や包丁は、生肉・魚介用と、そのほかの食品用を分けましょう。
また、焼き肉や鍋料理などのときは、生肉や魚介類は専用の菜ばし・トングを使いましょう。 |
2.ふやさない <食中毒菌を増やさない・・・冷凍・冷蔵> |
●食中毒菌は、室温でどんどん増殖します。冷蔵・冷凍が必要な食品は、買い物・調理前などのときの放置時間短縮につとめましょう。
●冷凍された食品を解凍するときも、室温での自然解凍は厳禁です。解凍は冷蔵庫の中で行うか、電子レンジを利用しましょう。
●作った料理は、すぐに食べましょう。
●家族の帰宅が遅いときなども、食卓に置きっぱなしにせず、冷蔵庫にしまって、食べるときには再加熱しましょう。 |
3.いかしておかない <食中毒菌を生かしておかない・・・加熱・殺菌> |
●ほとんどの食中毒菌は熱に弱く、75度以上(ノロウイルスは85度以上)、1分以上の加熱で死滅します。
●調理のときは、食品の中心部まで十分に加熱しましょう。
●ハンバーグなどのひき肉料理は生焼けになりやすいので、とくに注意・確認しましょう。
●まな板、包丁などの調理器具は、使用後すぐに洗剤で洗うほか、最後に熱湯をかけるか塩素系漂白剤で除菌し、十分に乾燥させましょう。
●スポンジ・ふきんなども、洗ったあとはよく乾燥させましょう。 |