お知らせ
2010年7月14日掲載
●夏バテ予防の健康術A 食べてからだを温めよう!

  江戸時代は、真夏でも熱燗を好み、薬売りは熱い薬湯を売っていたといいます。昔の人は夏こそからだを温めるという食生活を送っていたようです。
  しかし現代は、快適な環境を追求するあまり空間を冷やしすぎる冷房病に加え、さらに冷たい食べ物・飲み物を好んで食べるという食生活の変化もみられます。
  現代の夏バテは、夏冷えが原因の代謝不良によるものと考えられます。

●臓器(胃腸)を冷やさない!
  臓器(胃腸)を冷やさないために、常温のもの・温かい飲み物を選びましょう。冷たいものは口に含んで温めて、ゆっくり少しずつ飲むよう心がけましょう。
  下痢等おなかがゆるくなるのは、薄着になるうえ、冷たいものを飲食する「夏の病気」といえます。抵抗力を下げないためにも、夏は臓器を冷やさないよう温かい飲食を心がけましょう。江戸時代の熱燗・薬湯は胃腸を温めていたのですね。
●水分の摂り方に気をつけましょう!
  熱中症対策にも、夏はこまめに水分を摂ることが必要です。
  水遊びやスポーツなどで大量に汗をかいた時にも、塩分を含むスポーツドリンクや塩水を摂ることは大切です。
  しかし、空腹に冷たいビール、アイスコーヒーなどのガブ飲みは禁物です。間違った水分補給はかえって脱水症状を促しますので、大変危険です。
●からだを温める食材を選びましょう!
  かぼちゃ・にんじん・ごぼう・たまねぎ・りんご・ぶどうといった、根菜類・赤や黒などの暖色の野菜・果物がおすすめです。柔らかいものより固いものがより効果的で、水分の多いものはからだを冷やす・・・と覚えておきましょう。
  紅茶・中国茶・ほうじ茶など、お茶は煎茶よりも発酵させたほうがからだを温めます。見分けは色、茶色のものは発酵していると考えてよいでしょう。
●夏も、バランスよく栄養を摂ることが大切です!
  特にたんぱく質は、筋肉や血液を作る栄養素として、からだの保温力を高めます。赤身の魚や鶏肉、牛肉、えび、大豆、乾物などがおすすめです。かつおぶし、海藻にもたんぱく質は含まれています。
  食べ方は、お刺身など生ものは控えて加熱調理しましょう。
  また、そうめんやざるそばだけで軽く済ませる・・・という時も、麺や汁を冷やしすぎず、薬味にショウガを多めに入れるなどからだを温める工夫をしましょう。

● 最近増えている冷え症。夏だからこそ気をつけて! ●
夏冷えを防ぐ5つの約束 (All About)
  冷房、アイスクリーム、冷えたビール・・・・・・ついつい、からだを冷やしすぎてはいませんか?
  最近増えているのが夏冷え人口です。冷えないからだ作りのための賢い食事法を考えましょう。


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