お知らせ
2010年8月19日掲載
●インフルエンザ対策・その3・・・「休息」をとる!

<特集> 暑いうちからはじめよう!インフルエンザ対策

  動物を数週にわたって全く眠らせないでおくと、すべてが必ず死んでしまいます。死因を解剖して調べると、体中にバイ菌が増えていて敗血症で死んだことが分かります。
  これは、眠れないことでバイ菌からからだを守る免疫の働きが阻害され、腸からの細菌の侵入を阻止できなくなったからなのです。
  人間で同じような実験をすることはできませんが、軍隊での訓練のため長期間にわたって睡眠不足でいると、風邪にかかりやすいことが知られています。

  私たちの細菌やウィルスに対する抵抗力は、睡眠中に維持・強化されています。
  そのため、睡眠時間が減ったり、細切れにしか眠れなくなると、からだの抵抗力が落ちて、インフルエンザ等にかかりやすく、また治りにくくなってしまいます。
  睡眠は、疲れをとるだけでなく、免疫力を高めるにも必要な行動なのです。

快適な睡眠のために大切な、朝や日中の過ごし方
●同じ時刻に毎日起床
  休日はゆっくり眠っていたいものですが、平日より2時間以上遅くまで眠っていると、次の日の朝に起きるのが辛くなります。
  目覚める時刻が一定すれば、体内時計のリズムも上手く調整されます。
●光の利用でよい睡眠
  朝は、太陽の強い光を浴びると、スッキリ目覚められます。
  夜は、暗めで暖色系の明かりが、眠気を誘ってくれます。寝室は真っ暗が良いのですが、不安になる人は豆電球のフットライトがよいでしょう。
●規則正しい3度の食事と、規則的な運動習慣を
  朝ごはんは、胃腸にある体内時計を起こしてくれます。逆に夜食は、体内時計のリズムを乱してしまうので、食べるなら軽めにしておきましょう。
  睡眠の役割の1つがからだの疲れをとることですので、日中にからだを動かすことは快眠につながります。
●昼寝は午後3時までに、20〜30分
  午後2時頃にも、眠気が強くなる時間帯があります。この眠気に対して、短い時間の昼寝が効果的です。ただし、遅い時間や長時間の昼寝は、夜の睡眠に悪影響が出るので要注意です。

● 睡眠・快眠の基礎知識/快眠のための生活習慣 ●
こうすれば、もっとよく眠れる!(All About)

  厚生労働省の委託により睡眠の専門家が作った、「睡眠障害対処12の指針」 というものがあります。今回はその項目に沿って、具体的な生活上のポイントを解説します。


関連項目はこちら

前のページに戻る   このページのトップへ

Copyright © since 2005 名古屋薬業健康保険組合 All Right Reserved.