お知らせ
2010年8月29日掲載
●「早起き+朝ごはん」で、生体リズムを回復!

  お盆休みは終わりましたが、まだ生体リズムは「夏休み型」なんてことはありませんか?夜更かし・朝寝坊を暑さだけのせいにしていませんか?
  「早寝・早起き」とはいいますが、狂ってしまった生体リズムを正常に戻すのに、まず、早起きするために早寝する・・・のは難しいです。生体リズムを「朝型」にするには、まずは無理してでも「早起き」から始めましょう。そして「朝ごはん」を食べましょう。
  夜寝つきが悪いという方も、「早起き+朝ごはん」で深部体温のピークを高めることから始めましょう。

●「早起き」を基準に生体リズムを整えましょう
  最初は「無理して早起き」することが必要ですが、「無理して早起き」は「無理して早寝」より実施しやすいはずです。早起きしてしまえば、何とか日中を過ごせます。夜には眠気が出てきて上手く入眠できます。一度「早起き」に成功すれば習慣化しやすいものです。
●「深部体温」のピークを高めましょう
  通常、深部体温は目覚めから徐々に上昇し、昼頃にピークを迎え、夕方に向けて徐々に降下し、夜大きく下がります。「眠気」を誘う物質の分泌は、深部体温の低下に伴います。日中の深部体温のピークが高ければ高いほど午後から夕方にかけて落ち方が大きくなり、この落差が大きいほど入眠が楽になります。
  不眠の理由の一つは、生体リズムの乱れです。日中の深部体温が上がらなかったり、ピークがはっきりせず、眠気を誘う物質の分泌が少なくなるのです。
●朝ごはんを食べましょう
  寝坊したり朝食を抜いたりすると、午前中の体温上昇が遅れます。連動して体温ピークの時間も遅れ、夜になって眠気の出てくる時間も遅くなります。
  また、ピークの高さも低めになり、生体リズムが崩れやすくなります。(不眠症になりやすくなると考えられます。)

◆ 方法(ポイント) ◆
1) 無理してでも早起きをし、なるべく強い光を見たりからだに当てたりして、体内時計をリセットする。
2) 必ず朝食をとり、午前中の体温上昇をスムーズにする。(食べないと体温ピークが遅れてしまう。)
3) 日中は普通に過ごします。(お昼頃に運動などをすると、体温ピークがより高くなって効果的です。)
4) 夜、入浴と食事はなるべく早く済ませる。(理想的には就寝予定時間の2時間前までに済ませる。風呂の温度が熱いと交換神経が興奮して眠気が失せてしまうので要注意。)
5) 就寝までの移行時間は室内の明るさを少し落とす。(テレビ、パソコン、携帯メールなど、明るいものを見つめない。)

● 大人も一緒に!早寝 早起き 朝ごはん ●
早ね 早おき 朝ごはん (文部科学省)

  子どもたちが健やかに成長していくためには、適切な運動、調和のとれた食事、十分な休養・睡眠が大切です。


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