お知らせ
2010年8月31日掲載
●「いい汗」かいてますか?

  汗とは、体温が上がりすぎることによる、熱に弱い脳への損傷を防ぐために体温を下げようとする大切なシステムです。
  しかし、この夏の猛暑の熱中症で話題になったように、20代でも「汗をかけない」危険な人が増えているのです。
  冷房の中で一日中生活したり、冷え性や運動不足の人は、汗を出す汗腺の働きが低下して、効率よく汗をかけなくなっている可能性があります。
  「冷え性」や、「汚れ汗」の原因となる生活習慣を改善して、サラサラとしたいい汗を効率よくかけるからだにしておきたいものです。
 

◆ 汚れ汗と冷え性を改善する7つの方法 ◆

1.低脂肪、野菜中心の食事
  汗をつくる元は、やはり食事です。脂っこい食事や肉中心の食事メニューを改め、低脂肪を心がけ、野菜を豊富にとりましょう。肝臓に負担をかけず、脂肪がからだに溜まらないようにしましょう。
2.乳酸菌、豆類などを豊富に
  肉を控える代わりに豆類から、からだをつくるタンパク質を摂りましょう。大豆などの豆類は、腸を整える食物繊維を多く含んだ低カロリーで良質のタンパク質です。乳酸菌も腸内を掃除し便秘を予防し、腸内環境を整えてくれます。
3.水分は1日2リットルを目標に
  水分を控えるのは濃い汚れた汗をかく原因になります。できれば1日1.5〜2リットルを目標にして、水分補給をしましょう。
4.冷たい水は口に含んで
  冷たい水は一気に飲まず、口の中にゆっくり含んでから飲みましょう。冷たい飲み物やアイスクリームなどの摂り過ぎは、一時汗をかきにくくし、後に重たく濃い汗をかく原因になります。
5.半身浴でじんわり汗をかく
  サウナでどっと汗をかいたり、熱いお風呂で急に汗をかくよりも、ぬるめの半身浴でじんわりと汗をかくほうが、汗腺を刺激することができます。半身浴をする場合は、水分補給をしながら行うと汗が出やすく、よりサラサラのきれいな汗をかけます。
6.首、脇、手首を部分的に冷やす
  首筋、脇の下、手首、足首などを冷たいタオル等で冷やすと、効率よく体温を下げることができ、余分な汗をかきにくくしてくれます。
7.ストレスや緊張をほぐす
  ストレスや緊張も汚れ汗をかく原因となります。興奮や緊張をコントロールするには深呼吸をして、乱れた自律神経を、意識的に静めることです。息を吐くことは緊張感をほぐし、冷や汗や汚れ汗をかきにくくします。

● においのきつい「汚れ汗」をかいていませんか? ●
冷え性も汚れ汗の原因になる!
  ( All About )


  汗をかくメカニズムを知って、夏の冷え性や夏疲れを改善し、暑い毎日を少しでも快適に過ごせるように心がけましょう。


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