2010年11月3日掲載 |
●秋こそしっかり健康管理! @「睡眠」
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急激な気温低下により、体調を崩しやすい時期にあります。 夏の間は一日中冷房をつけ、自らの体温調節をエアコンなどの機械に頼った生活が習慣となっている現代人にとって、外気の温度変化の激しいこの季節は、体温調節でからだに掛かる負担が大きくなってしまいます。 しかも、今年の夏の猛暑でずい分と疲れたからだです・・・秋こそ、体調管理、健康管理が大事です。 まずは、「睡眠」について考えてみましょう。 |
「寝る子は育つ」と言われるとおり、成育に重要な成長ホルモンは、寝ついてから最初に深く眠ったときに、大量に分泌されます。これは、大人にとっても、細胞の修復や疲労回復に大切な役割を果たしています。 細菌やウィルスに対する抵抗力も、睡眠中に維持・強化されているのです。 快眠するための基本は、良い生活習慣を身につけることです。グッスリ眠ってスッキリ目覚める・・・眠りの質を高めるには、実は日中の生活習慣が重要なのです。 |
■ | 同じ時刻に毎日起床 目覚める時刻が一定だと、体内時計のリズムも上手く調整されます。
休日はゆっくり眠っていたいものですが、平日より2時間以上遅くまで眠っていると、次の日の朝に起きるのが辛くなります。 |
■ | 規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣 朝ごはんは、胃腸にある体内時計を起こしてくれます。逆に夜食は、体内時計のリズムを乱してしまうので、食べるなら軽めにしておきましょう。
睡眠の役割の1つがからだの疲れをとることなので、日中にからだを動かすことは快眠につながります。 |
■ | 眠たくなってから床に就く、就床時刻にこだわりすぎない 眠ろうと無理に意気込むと、逆に眠れなくなることがあります。そんなときは、一度布団から出て、眠たくなったらまた寝床に入りましょう。
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■ | 眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きに 睡眠時間を短くすると、深い睡眠が多くなります。浅い睡眠をだらだら続けていると、からだの疲れがとれず、頭もボンヤリしたままです。そんなときは、「早寝・早起き」ならぬ「遅寝→早起き」で、睡眠時間を圧縮しましょう。
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■ | 睡眠中の激しいいびき・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意 豪快さの象徴でもあった「いびき」ですが、実は、睡眠時無呼吸症候群などの病気が原因のことがあります。
また、夕方から夜にかけて、足がピクついたり、ムズムズしたりして眠れないときも、医師の診察を受けましょう。 |
■ | 十分眠っても日中の眠気が強い時は、専門医に相談を 自動車の運転中や大事な用事の最中に、突然、眠くなるような人は、早めの受診をお勧めします。睡眠時無呼吸症候群や、ナルコレプシーなど過眠症の可能性があります。
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