お知らせ
2010年11月15日掲載
●毎月19日は「食育の日」・・・関節痛緩和に「ネバリの食材」

  毎月19日は「食育の日」です。
  「旬」のものを食べることは、季節性の病気予防や体調管理につながります。

  気温が低くなると、関節に痛みを感じる方も多いようですね。これからの季節は、関節軟骨と深い係りのあるコンドロイチンやグルコサミン、オメガ3脂肪酸などをたっぷり取りましょう。
  コンドロイチンやグルコサミンはたんぱく質と一緒に結びついて分布しているので、肉や魚などの良質なたんぱく質をきちんと取ることが大切です。
  また、血行をよくしてからだを温めるしょうが・よもぎ・とうがらしなども日常的に取りましょう。

毎日飲みたい「関節痛予防味噌汁」
  コンドロイチンやグルコサミンを含むネバリのある食材を使ってみましょう。
  からだが温まることで血液の循環がよくなり、関節痛の痛み緩和に働きます。味噌には原料の大豆の栄養素がたっぷり含まれており、若さ維持や生活習慣病の予防にも有効です。

●コンドロイチン
  成長期までは体内で生産されるのですが、25歳をピークに徐々に生産力が低下し、欠乏していきます。ネバネバした食品に含まれていますので、日常的に取り補いましょう。
  動物性と植物性がありますが、吸収率は動物性の方が高いようです。食物繊維の仲間で水溶性。たんぱく質と結びついて皮膚・血管壁・軟骨・関節など体の結合組織を構成し、体組織に水分や弾力を与えています。
  関節軟骨の約1/3はコンドロイチンです。潤滑油の働きをしています。
<コンドロイチンが多く含まれている食材>
  動物性 : フカヒレ、ウナギ、ドジョウ、ヒラメ、ナマコ、鶏の皮など
  植物性 : やまのいも、さといも、納豆、なめこ、オクラなど
<たんぱく質を多く含む食材>  肉類、魚介類、乳類、乳製品、豆類など
●グルコサミン
  軟骨の主成分のひとつで、糖とアミノ酸が結びついたアミノ糖の一種です。
  人は、肉や魚などの食べ物から、体内でグルコサミンを合成していますが、加齢に伴い分解する速度に合成が追いつかず、合成力も低下して欠乏していきます。欠乏していくと関節変形の進行が促進します。
<グルコサミンが多く含まれている食材>
  カニやエビの殻に含まれるキチン質、ウナギ、干しエビ、やまのいも、オクラ、イカの軟骨、
  きのこ類など
●オメガ3脂肪酸
  魚や植物に含まれる不飽和脂肪酸で、からだによい脂肪酸の代表格です。
  関節痛の痛みを和らげる働きがありますが、酸化しやすい欠点もあります。そのため体内で抗酸化物質のビタミンEが多く消費されますので、ビタミンEを一緒に取ると効果が高まります。
<オメガ3脂肪酸が多く含まれている食材>
  ウナギ、鮭、ブリ、サバ、イワシ、サンマ、マグロ、しそ油、亜麻仁油など
<ビタミンEを多く含む食材>  ウナギ、大豆、胡麻、卵、ナッツ類、かぼちゃなど
しょうが   : 血液の循環をよくしてからだを温めます。関節痛の痛みを和らげます。
よもぎ    : 血行をよくしてからだを温め、リウマチや冷え性などに効果があります。
とうがらし : からだ全体の血行をよくし、鎮痛作用が関節痛やリウマチの痛みを緩和しま
         す。


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