お知らせ
2010年11月28日掲載
●秋こそしっかり健康管理! C「からだを温める食事」

  「冷え」が慢性的に続くと、心身の不調を引き起こすことがあります。
  例えば、頭痛や月経痛がひどくなったり、ぜんそくや花粉症が悪化したり…疲れもなかなか解消されません。そうなると日々、疲労は蓄積していくばかりで慢性疲労となり、からだだけでなく、心にも影響しかねません。

  私たちが普段何気なく口にする食事が、冷え性の原因になることもあるのです。注意したい食生活を紹介します。
 

からだを冷やす食生活
朝ごはんを抜いている
  朝ごはんを抜くとからだの体温が上がらず、低体温になりがちです。血流の循環も悪いままなので、冷えを感じてしまいます。
極端に偏食である
  インスタント食品が多い、野菜を食べない、米・パンや麺類などの炭水化物ばかり食べる・・・など、栄養バランスが乱れると、たんぱく質やビタミン・ミネラルの不足が起こり、冷え性を悪化させます。
  また、偏食だと貧血になりがちで、貧血でヘモグロビンが不足すると、栄養素が酸素不足で不完全燃焼を起こし、からだを温めることができません。血液量そのものが少なくなり、末梢への血液も不足し、手足の冷えが生じます。
体を冷やす食材を多く摂っている
  食べ物には、からだを温める「陽性」のものと、からだを冷やす「陰性」のものがあります。例えば夏が旬のものや、南国の食べ物・飲み物はからだを冷やす陰性の性質を持っています。
  昔の人たちは、その土地でその季節に取れるものを食べていましたが、最近は季節を問わずに、いろんな食材を食べることができます。それが冷え性を悪化させている可能性があるようです。

からだを冷やす食べ物 からだを温める食べ物
■トマト・レタス・きゅうり・ほうれんそう
  夏に収穫される野菜はからだを冷やします。生野菜サラダをたくさん食べている人がいますが、冷え性の人は要注意です。
■かぼちゃ・にんじん・ごぼう・たまねぎ・りんご・ぶどう
  根菜類・赤や黒などの、暖色の野菜や果物がお勧めです。柔らかいものより固いもがより陽性です。
  水分の多いものはからだを冷やします。冬には寒い地方や時期に収穫される野菜を積極的に摂りましょう。
■マンゴー・バナナ・レモン・パイナップル
  南の国や夏に収穫される果物も、ビタミンは豊富ですが、からだを冷やします。
■コーヒー・緑茶
  コーヒーも南国のもので、からだを冷やすといわれています。 また、お茶は発酵させたモノはからだを温めますが、発酵していない緑茶はからだを冷やします。
■紅茶・中国茶・ほうじ茶
  発酵させたお茶はからだを温めます。
  見分けは色です。茶色のものは発酵していると考えてよいでしょう。寝る前に飲むとからだを温めて、眠りやすくなります。
■ビール・ウイスキー
  ビールやウィスキーは、飲んだときは体が温まるかもしれませんが、しばらくすると体を冷やします。
■赤ワイン・日本酒
  やはり発酵させた赤ワインや日本酒がお勧めです。しかし、飲みすぎは厳禁です。放熱が増え、からだを冷やしてしまいます。
■白砂糖・白パン・化学調味料
  精白された食品は体を冷やすといわれています。黒砂糖・全粒粉パン・玄米等未精白のものに替えれば、ビタミン・ミネラルも豊富で栄養バランスもよいでしょう。
■生姜・香辛料
  生姜は冷え性の人に特にお勧めです。料理に使うのはもちろん、お湯で割って飲んだり紅茶に入れたりして飲んでもおいしいですよ。

注意してほしいのは、からだを温めるから(冷やすから)と言って、
極端にならないことです。なにごともバランスが大切です!


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