お知らせ
2010年11月19日掲載
●風邪は万病の元・・・まずは風邪をひかない対策が大事です

  「急に寒くなったから風邪をひいた」なんて言い訳している人、いませんか?
  そもそも風邪とはウイルス性の呼吸器系炎症性の病気です。寒いから風邪をひく、というものではありません。現に夏風邪をひくことだってあるのですから。
  ズバッと言ってしまえば無用心・・・予防対策ができていないから風邪をひくのです。

  風邪は万病の元です。風邪をひかないために、急な寒さ、冷えに対する体調管理のポイントをおさらいしておきましょう。同じウイルス性感染症のインフルエンザ予防にもつながります。 
 

  風邪の症状である熱や咳は、風邪のウイルスを退治したり体外へ出そうとしたりする「自然治癒力」のはたらきによるものです。風邪薬は、この自然治癒力のはたらきによって生じたさまざまな症状を緩和したり、抵抗力を助けたりするものです。
  大切なのは普段からの、自然治癒力、抵抗力、免疫力の強化です。

●健康管理は栄養管理
  細菌やウイルスと戦うための免疫物質のもとになるたんぱく質や、鉄・亜鉛・銅などのミネラル分をしっかりととりましょう。また、ウイルスの侵入を防ぐ役目がある鼻の粘膜を作る元になるビタミンA・C・Eなどの物質も、きちんととることが大事です。
  普段からしっかりとバランスよくこれらの栄養を取ることで、風邪をひきにくい健康なからだを作ることができます。
●室内は乾燥し過ぎないように
  室内の乾燥しすぎに注意しましょう。空気の乾燥は、からだの入口の防衛である鼻やのどの粘膜を痛め、抵抗力を弱めてしまいます。
●湯冷めに注意しましょう
  入浴時よりも、湯冷めをしないように、十分気をつけましょう。
●十分な睡眠で体力を維持しましょう
  体力が低下すると免疫力が落ち、風邪をひきやすくなります。睡眠不足では疲れが十分に取れず体力の低下につながります。また、ストレスもからだに悪影響ですから貯めすぎには注意が必要です。
●口呼吸は免疫力を低下させます
  鼻呼吸をすると、鼻にあるウイルスセンサー(鼻咽喉)を通過しますので、ウイルスと戦うための免疫物質の増加を促す信号がリンパ節に発信される仕組みになっています。しかし、口呼吸にはセンサーがありませんので、外部からウイルスや細菌が侵入しやすく、また、からだの戦う体制も整わないまま風邪を悪化させてしまうことになるのです。鼻呼吸を意識しましょう。
●温度変化に気をつけましょう
  気温の変化が小さければ、からだは適応できますが、急な低下の場合には十分に適応できず、風邪をひきやすくなります。外出時にはマフラーなどを持って、外気に触れやすい場所が冷えないようにしましょう。


● 身につけよう!「咳エチケット」 ●
@ マスクは鼻と口、あご周辺に隙間が出来ないように着用します。はずすときは、ヒモを持って顔からはずし、マスクの内面にふれないように捨てます。
A インフルエンザや風邪にかかったときは、解熱後2〜4日間はマスクを着用してください。熱が下がってもウイルスは体内にまだ存在します。
B 咳やくしゃみをしているときはマスクを着用し、周囲へ飛沫が飛ばないよう注意します。
C 咳やくしゃみは2m飛ぶといわれています。ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔を背けて2mは離れましょう。
ティッシュなどがない場合は手は使わないで、服の袖などで押さえましょう。手を使ってしまった場合は、その手でドアノブなど共有物に触らないようにし、すぐに洗い流します。
D 鼻水・たんなどを含んだティッシュは、フタ付きのごみ箱に捨てるか、ビニール袋などに入れてしばって捨てましょう。


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