お知らせ
2010年12月13日掲載
●インフルエンザの流行には、のらないで!

  この冬のインフルエンザ流行シーズンに備え、厚生労働省は「今冬のインフルエンザ総合対策」をとりまとめ、広く、インフルエンザ対策を呼びかけることとしました。
  昨シーズンは新型インフルエンザの大流行がみられましたが、今年は季節性インフルエンザと新型インフルエンザのいずれも流行の可能性があるとされています。
  季節性インフルエンザは特に高齢者が重症化しやすい傾向がある一方、新型インフルエンザは子どもや成人を含め広い年齢層で重症化する場合があることから、特に今年は、全ての年齢の方がインフルエンザへの注意が必要です。
 
厚生労働省
トップページからも がご覧いただけます。
今年度の「インフルエンザ予防接種」について 

現在国内で流行しているインフルエンザはどのような種類ですか?
  インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスは、A型、B型、C型に大きく分類されます。このうち大きな流行の原因となるのはA型とB型です。
  現在、国内で流行しているインフルエンザは、A/H1N1亜型とA/H3N2亜型(いわゆる香港型)、B型の3種類です。
  なお、平成21年に発生した新型インフルエンザ(A/H1N1)はA/H1N1亜型ウイルスのひとつであり、過去に季節性として流行していたA/H1N1亜型のウイルス(いわゆるソ連型)は、新型インフルエンザ(A/H1N1)発生後ほとんど姿を消しています。
  現在も、これらの3つの亜型が世界中で共通した流行型となっています。流行するウイルス型やA亜型の比率は各国地域で、また、その年ごとに異なります。
  国内における流行状況の詳細は国立感染症研究所感染症情報センターのホームページを参照してください。
インフルエンザにかからないためにはどうすればよいのでしょう?
1) 流行前のワクチン接種
  インフルエンザワクチンは、罹患した場合の重症化防止に有効と報告されており、わが国でも年々ワクチン接種を受ける方が増加しています。
2) 外出後の手洗い等
  手洗いは手指などからだに付着したインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず感染予防の基本です。外出後の手洗い、うがいは一般的な感染症の予防のためにもおすすめします。
3) 適度な湿度の保持
  空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50〜60%)を保つことも効果的です。
4) 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
  からだの抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
5) 人混みや繁華街への外出を控える
  インフルエンザが流行してきたら、特に高齢者や慢性疾患を持っている方、疲労気味、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。
  やむを得ず外出をして人混みに入る可能性がある場合には、ある程度の飛沫等は捕捉されるため、不織布製マスクを着用することはひとつの防御策と考えられます。ただし、人混みに入る時間は極力短時間にしましょう。

● 徹底しよう!「手洗い」「うがい」「咳エチケット」 ●
●手洗い 石鹸を使って隅々まで洗いましょう。 また、流水で「流し落とす」ことが重要です。 アメリカ(CDC)ではこの所要時間15〜20秒を「ハッピーバースデー」を2回歌うくらいと表しています。 石鹸で洗うのに2回、流すのに3回歌えるくらいがベストです。
 @手全体を流水でぬら して、石鹸等を手に取
 り、手のひらをこすり合 わせて泡立てます。
 A手の甲に、石鹸をの ばすようにしてこすりま す。
B指先や爪の間を念入  りにこすります。
 C指の間もしっかりと洗 います。
 D親指と手のひらをね じり洗いします。
 E手首もくるくると、回 すようにして洗います。
 F石鹸とともにウイルスを洗い流す要領でしっかりとすす ぎ、ペーパータオルまたは清潔なタオルで水分をふき取ります。   
 アルコール製剤の場合も@〜Eの順で洗います。
●うがい 
  @食べかすを洗い流すように、口の中をブクブクとすすぎうが
  いをして、口の中の水を捨てます。
A上を向いて、喉の奥まで水を入れ、10秒間ガラガラと強くう
  がいをし、口の中の水を捨てます。

  これを2〜3回くりかえします。
●咳エチケット
@ マスクは鼻と口、あご周辺に隙間が出来ないように着用します。はずすときは、ヒモを持って顔からはずし、マスクの内面にふれないように捨てます。
A インフルエンザにかかったときは、解熱後2〜4日間はマスクを着用してください。熱が下がってもウイルスは体内にまだ存在します。
B 咳やくしゃみをしているときはマスクを着用し、周囲へ飛沫が飛ばないよう注意します。
C 咳やくしゃみは2m飛ぶといわれています。ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔を背けて2mは離れましょう。
ティッシュなどがない場合は手は使わないで、服の袖などで押さえましょう。手を使ってしまった場合は、その手でドアノブなど共有物に触らないようにし、すぐに洗い流します。
D 鼻水・たんなどを含んだティッシュは、フタ付きのごみ箱に捨てるか、ビニール袋などに入れてしばって捨てましょう。


◆◆ インフルエンザやノロウイルス予防を徹底しよう! ◆◆

関連項目はこちら

前のページに戻る   このページのトップへ

Copyright © since 2005 名古屋薬業健康保険組合 All Right Reserved.