お知らせ
2010年12月27日掲載
●子宮頸がん等ワクチン接種の公的補助が始まります。

  「子宮頸がん」は、20〜30代の若い女性に多く、とくにこの数年は急激に増えています。 女性特有のがんのなかでは乳がんについで多く、患者数は年間8,474人(平成17年統計)、うち死亡は2,519人(平成21年統計)となっています。
  平成21年10月には子宮頸がんを予防できるワクチンが日本でも認可され、医療機関での接種が開始されていますが、その費用が高いことから、先頃成立した補正予算に接種費用が盛り込まれ、これから公的補助が始まることになりました。

■補正予算で助成対象となったワクチン
対象ワクチン 対象者
@子宮頸がん予防ワクチン 中学校1年生〜高校1年生の女子
Aヒブワクチン 0歳〜4歳の乳幼児
B小児用肺炎球菌ワクチン 0歳〜4歳の乳幼児

  なお、この補助は各自治体で行われますので、くわしくは各自治体にお問い合わせください。


● 子宮頸がんとは? 子宮頸がんワクチンとは? ●
子宮頸がんとは、HPV(ヒトパピローマウイルス)のウイルス感染によって子宮入口部分(子宮頸部)にできるがんです。
HPVは、ごく一般的なウイルスで、性的接触によって女性の80%は感染しますが、免疫の働きによって自然消滅してしまうものです。
しかし、ごく一部がそのまま進行し、5〜10年かけてがん化します。
子宮頸がんワクチンは、HPVに感染していない人に有効です。
日本産科婦人科学会では、11〜14歳の女子への接種を推奨していますが、20代で7割程度、30代でも5割以上の人が、子宮頸がんを予防できるとされています。
子宮頸がんワクチンは、半年に3回の筋肉注射で行います。

子宮頸がん予防のために、検診の大切さをはじめくわしい情報が掲載されています
子宮頸がんの原因をはじめ、検診と予防ワクチンなどの情報が掲載されています
ワクチン接種の普及に関するステートメントが掲載されています


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