お知らせ
2011年3月6日掲載
●お風呂の3つの「健康効果」

  一日の終わりに、心身の冷えと疲れを解きほぐしてくれるお風呂。日本人は世界中で類を見ないほどのお風呂好き民族です。
  冬場は浴槽浴をほぼ毎日、汗をかく暑い夏でも、浴槽浴とシャワー浴を半々ぐらい楽しんでいるようです。

  今回は、浴槽浴=お風呂の活用法「健康効果」と、注意点をご紹介します。

お風呂の3つの「健康効果」
@水圧効果
  入浴中は胴回りを3〜6cmも縮めるほどの水圧がかかっています。この水圧により、足元に滞っていた血液が押し上げられ、血液の循環を促進します。
  また、水圧によって横隔膜や肺が圧迫され、体内の空気量が減るので、空気を取り込むために心臓が活発に動いて呼吸を増やします。お湯に浸かったとき「ハァ〜〜」と大きく息がもれるのはこのためです。
  寒い冬に血圧の高い方が、熱いお湯に入るのは大変危険です。
A温熱効果
  からだが温まって血行が良くなることは広く知られていますが、お湯の温度によって、それぞれの自律神経にも作用します。
・ 熱めのお湯(目安42℃以上)・・・交感神経を刺激して、心身を活動的にします。
・ ぬるめのお湯(目安39℃以下)・・・副交感神経を刺激して、心身を落ち着かせます。
  朝、一日の始まりに入浴するなら熱めで短時間、夜、一日の疲れをとるならぬるめでゆっくり、など、用途に合わせて湯温や入浴方法を使い分けましょう。
B浮力効果
  水中では空気中に比べ、物体の重さを9分の1程度しか感じられません。浮力を受けて軽くなったからだは、筋肉や関節の緊張がほぐれてリラックスします。
  動きにくくなっている関節を動かすなどのリハビリテーションでも用いられている効果です。一日分の肩こりや筋肉痛などもお湯の中でもみほぐしましょう。

  @水圧効果によるポンプ作用が、A温熱効果で温まった血液を、B浮力効果で緊張から開放された全身にめぐらせます。その結果、からだ全体が温まり、からだのストレスがほぐれることで心のストレスも癒される・・・というわけです。
■冷え性、肩こり、腰痛、足のむくみ等でお悩みの方は・・・
  熱めのお湯に長時間浸かるのはからだへの負担が大きく、また、短時間ではからだの表面温度が上がるだけで、からだの芯は温まりはしません。
  39℃程度のぬるめのお湯にゆっくりと浸かって、血行促進を計りましょう。血流がよくなれば、筋肉の緊張もほぐれ、からだの芯から温まり、リラックス効果も高まります。冬でもからだはぽかぽかになります。
■冬になるとお肌がカサカサ、ムズムズかゆくなる方は・・・
  熱いお湯に浸かると、皮脂が取れやすくなり皮膚の乾燥がすすみますから、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かりましょう。
  肌荒れの原因になりますので、からだはスポンジなどでゴシゴシ洗わず、石鹸をしっかり泡立てて、泡だけで手で洗っても汚れは十分に落ちます。
  また、10分以上ゆっくり浸かるだけでも毛穴が開いて、からだはきれいになります。ボディシャンプーや石鹸の使いすぎ、洗いすぎに注意しましょう。

★ お風呂に、温熱・浮力・水圧の3つの健康効果 ★
3つの健康効果!快適お風呂活用術
  ( All About )

  普段、当たり前に入っているお風呂に、どんな健康効果があるか……知っているようで知らなかった“お風呂の力”をご紹介します。


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