お知らせ
2011年5月6日掲載
●5〜7月は、イネ科の花粉症にご注意!

  「花粉症」といえば「スギ花粉症」が代表とされていますが、スギが終わっても花粉症の症状が続く方は、ヒノキ、ハンノキ、コナラなど他の「木」の花粉にも反応しているようです。
  また、春から夏・秋にかけては「草」の花粉症に悩まされる方も多いです。
  5〜7月は「カモガヤ」を代表とするイネ科花粉の季節です。反応する方は空き地や河川敷などに近づかないようにし、早めの草刈もしておきましょう。

● イネ科花粉症の方には春〜秋、食品にも注意しましょう ●
●「カモガヤ」とは・・・
  ヨーロッパ原産のイネ科の多年草。明治初期から牧草として日本に輸入され、全国の空き地などに拡がっています。
  草丈は60〜120cm。
  葉は多少白みを帯びた緑色で、小花は枝の先に集まっています。
  スギの花粉よりも目の痒みなどの症状が強く、イネ科の植物の中では特にアレルギーの発症率が高いとされています。
スギなどの樹木花粉と違い、草の花粉はあまり遠くまでは飛びません。
また、朝露で花が湿っている間は花粉が飛びにくいので、窓を開けての換気や寝具・洗濯物を干すことは午前中に行うとよいでしょう。
この季節は気温が高くなり、室内に化学物質汚染源があると揮発しやすくなり被害が大きくなる季節でもあります。そのためスギ花粉の時と違って、十分な換気が必要です。できる限り充分に換気をしてください。午後、花が乾燥し、風が強くなって花粉が飛びはじめましたら、換気には注意しましょう。
カモガヤの花粉が飛ぶ前に、草刈りをすることも大切です。
花粉が多い、あるいはアレルギーが強い場合は、吐き気、めまい、低血圧、意識喪失、呼吸困難、胸痛、じんましん、全身のむくみ・全身が赤くはれあがるなどの強い症状−アナフィラキシーショックを起こすこともあり、危険です。
イネ花粉症はイネ科の食物、とくに小麦が症状を悪化させる傾向が強く、イネ科花粉症の季節に、パンやうどん、フライなどを食べて運動をして、強いアレルギー症状を起す人が多いです。5月〜7月の季節は小麦の食べ過ぎに注意する必要があります。
イネ科の油(米油、コーン油)およびその加工品にも気をつけましょう
また、秋になると水田地帯では稲刈りが始まります。イネ科の花粉症がある場合、刈り取ったイネワラの粉、モミガラ、脱穀のときの粉塵、ワラを燃やした煙でもアレルギー(とくに気管支喘息発作)を起します。吸い込まない、触らないように対策が必要です。

★ 花粉症の原因と花粉の飛散カレンダー ★
  花粉症は、その原因花粉によって、春〜夏〜秋に症状の出る方がいます。原因となる花粉とその時期を確認しておきましょう。

5/6 立夏(りっか)

  二十四節気では、今日(立夏)から立秋の前日(8/7)までが「夏季」です。
  梅雨に入る前のこの爽やかな時期に、夏へと衣替え、また、部屋の模様替えを(畳替えも)しておくことをおすすめします。


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