2011年5月11日掲載 |
●「世界禁煙デー」(5/31)に向けて・・・タバコとストレス
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たばこを吸う人は吸わない人に比べ、うつ症状になりやすい傾向があることが分かっています。 男性のうつ症状の平均値をみると、たばこを「毎日吸う」15.8、「時々吸う」16.4と、「吸ったことがない」15.6を上回っています。 また、女性においても「毎日吸う」17.7、「時々吸う」18.5で、「吸ったことがない」15.8を大きく上回っています。 男女とも、特に「時々吸う」人にうつ傾向が強いというのは興味深いところですが、喫煙による「ニコチン」の作用が関係しているようです。 |
一方、飲酒とうつの関係では、男性の場合「ほとんど飲まない」が16.5とうつ傾向が強く、「毎日飲む」15.3を上回っています。 ところが女性は「毎日飲む」16.4が、「ほとんど飲まない」16.1を上回り、男女で異なる結果が出ているようです。 お酒もタバコも、一部の機能を麻痺させたり、判断力を失わせたりする「依存」によって、気持ちが楽になる⇒ストレスが解消されると、思うのでしょうか? いいえ、それは単に、「ニコチン」や「アルコール」を摂取することによってニコチンやアルコールの「禁断症状」を解消しているだけのことであって、根本的な悩みを解決しているわけではありません。 「禁断症状」というストレスを解消させるには、「禁煙」「禁酒」です。 そして、「悩み」というストレスを解消させるには、「メンタル相談」です。 |
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