2011年7月19日掲載 |
●食中毒に注意して、おいしく楽しい夏を過ごしましょう!
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夏の食中毒で特に注意が必要なのは、鶏肉や牛肉などに付着する「カンピロバクター」や「腸管出血性大腸菌(O-157、O-111など)」などの細菌による食中毒です。 少量でも菌が付いた食品を食べると、2〜7日で発熱や激しい腹痛、水溶性下痢、血便、吐き気、嘔吐(おうと)等の症状が現れます。 食中毒を予防するには、手洗いと加熱を十分にすることです。 |
●「カンピロバクター」と「腸管出血性大腸菌」とは? カンピロバクターは鶏や牛などの家畜の腸にいる細菌です。生の鶏肉や牛肉に付着していたり、肝臓(レバー)の内部に存在しており、生肉に触れた手やまな板などから、野菜やほかの食品にも菌が付着します。 腸管出血性大腸菌(O-157、O-111など)は、主に牛の腸にいる細菌です。牛の糞尿などを介して牛肉やその他の食品・井戸水等に付着します。 ●カンピロバクターも腸管出血性大腸菌も少量で感染します。 菌が付いた食品を食べると、2〜7日くらいで、発熱や激しい腹痛、水溶性の下痢、血便、吐き気、嘔吐(おうと)などの症状が現れます。特に抵抗力の弱い子どもや高齢者は、重い症状になりやすく、合併症を起こして死亡する例もあります。 ●基本は「手洗い」&「加熱」です! カンピロバクターや腸管出血性大腸菌などの細菌は、家畜の腸にいる細菌なので、肉に付着する菌をゼロにすることは非常に困難です。 ただ、これらの細菌は熱に弱いため、十分加熱して食べれば、食中毒にはなりません。 内部まで十分に加熱してから食べましょう。 生肉を扱った手や調理器具を介して、ほかの食品や食器等に菌が移らないよう、手洗い、調理器具の取扱い、洗浄には十分注意をしましょう。 |
★ 家庭での食中毒を防ぎましょう! ★ | ||
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