お知らせ
2011年7月31日掲載
●ご用心、夏の肌トラブル!

  夏は、気温が高い上に湿度も高く、発汗や皮脂の分泌が多くなり、様々な肌トラブルを訴える方が多くなります。
  @汗を多くかくと、お肌を外的刺激から守ってくれているはずの皮脂膜が流され、その働きが鈍って細菌の感染と繁殖がおこりやすくなります。それが原因で皮膚疾患を招くことがあります。
  Aまた、皮脂の分泌が増加すると、肌がベタつき、紫外線による皮脂の過酸化脂質化で様々な肌トラブルが引き起こります。お肌の老化、かゆみ、湿疹、かぶれといったものがあげられます。
 

夏の肌トラブル
■汗疹(あせも)
  赤ちゃんからお年寄りまで夏によくみられるトラブルですが、汗管(汗を分泌する器官)の出口が角栓などによって防がれ、周りの細胞に汗が漏れて生じるものです。
  これらのトラブルはかくことによって症状を重くしてしまいますので触らないようにすることと、ステロイド外用剤をぬっておくとよいでしょう。
  汗をかいたまま放置せず、シャワーで洗い流したり、清潔な濡れタオルでやさしく汗を拭き取るようにしましょう。 また、吸湿性の高い木綿や、速乾機能のある素材を使ったものを着用するなど衣類の工夫も効果的です。
■エアコンによる乾燥
  夏はエアコンの効いた部屋で過ごす機会も多く、乾燥した環境で肌のうるおいを奪われてしまいます。夏は皮脂がたくさん出ますので、ついつい皮脂を取り去るお手入ればかりをしがちで、保湿を怠ってしまうのが原因です。
  エアコンによる乾燥環境に打ち勝つためには保湿をしっかり行う必要があり、皮脂が気になっても取り過ぎないことが重要です。
■日焼けによる乾燥
  強烈な紫外線から肌トラブルを予防するためには、保湿効果のある日焼け止めで保護することが大切です。長袖を着るなどして肌に直接紫外線を浴びないようにすると予防効果はより高まります。
  日焼けをすることはヤケドと同じことであること、乾燥と言う問題があることをうっかり忘れてしまう・・・そのうっかりが夏の肌トラブルを起している!夏の乾燥が秋〜冬にひびく!ことを肝に銘じて、しっかり保湿を行いましょう。
■虫さされ
  野山に行くときには、ハチや毛虫には毒性があるものもいますので、帽子、長袖、長ズボン、手袋は必須です。また、首周りにもタオルなどを巻いて徹底的に素肌をカバーしましょう。草などによるかぶれの予防にもなります。
  出かけるときは殺菌消毒剤と抗ヒスタミン剤(塗り薬)を持参して早めに対処して、かいたりしないようにしましょう。
  虫が好きそうな花の香り系のコロンなどはつけないで出かけましょう。


  暑い日々が続いています。節電などにより今までのように快適にいかないことも多いと思いますが、水分補給などご自身での熱中症対策もお忘れなく!
熱中症予防情報


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