お知らせ
2011年8月10日掲載
●気をつけよう「ペットボトル症候群」、食べよう「夏野菜」

  熱中症予防対策として、まず「水分補給」があげられていることはご存知ですね。
  しかし、これも過度な解釈をしてのスポーツドリンクや清涼飲料水のガブ飲みや多量摂取による「ペットボトル症候群」なる新たな問題も多発しています。

  からだの渇きを潤し、体温を穏やかにするには「夏野菜」をしっかり食べることも有効です。
 

■ペットボトル症候群とは?
  ペットボトル症候群とは、スポーツドリンクや清涼飲料水などを大量に飲むことによっておこる急性の糖尿病です。
  市販飲料の多くには、100mlあたり10g程度とかなり多くの糖質(炭水化物と表示されています)が含まれています。スポーツドリンクにも100mlに6g程度の糖分が含まれています。甘みは冷たくすると感じにくくなることを覚えておきましょう。
  ペットボトルの手軽さから1本(500ml)を一気に飲めば、100mlあたり10gの表示ならば50gの糖分を一気摂取することになります。
  20〜30代の若者に多くみられますが、40〜50代にも多くなっています。
  一気に飲むのはたとえ水でも200ml(コップ1杯)程度にとどめましょう。冷水の多量摂取もおなかを壊したり、胃液を薄めて消化能力を低下させます。

夏野菜を食べよう!
   トマトが実れば医者が青くなる、
   ぶらり野菜にからだを冷やす効果あり、
   苦味とネバネバで元気!
●トマト はからだの余分な塩分を取り除いて、疲労を回復し、血圧を下げ、夏のイライラも緩和して、食欲を増進させてくれます。
●キュウリ・トマト・ナス・ピーマン といったぶらりと下がって実る「ぶらり野菜」は水分も多く、夏の暑さで火照ったからだを冷やしてくれます。キュウリに多いカリウムには利尿作用があり、からだにこもった熱を尿と一緒に排出してくれます。その上、水分の摂りすぎで起こるむくみもとってくれます。
●ゴーヤ・オクラ・ツルムラサキ・モロヘイヤ などは苦味が食欲を刺激し、とろりとした食感がするっと喉を通ってくれます。ネバネバ成分は腸を整え、疲労を回復し、日差しや汗で荒れた肌のアンチエイジングにも効能を発揮します。


  暑い日々が続いています。節電などにより今までのように快適にいかないことも多いと思いますが、水分補給などご自身での熱中症対策もお忘れなく!
熱中症予防情報


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