お知らせ
2011年8月15日掲載
●突然死から身を守ろう!

  日頃健康であっても、暑い日が続くと「突然倒れてしまう」など、急に体調が悪くなることが多くなります。
  昨今は健康ブームともいわれ、シティマラソンなどにチャレンジしたいと思っている方も多いことでしょう。 しかしそんな、健康と体力に自信がある方こそ注意が必要です。

  突然死の原因は、血管が詰まって脳や心臓への酸素供給が途絶えることで起こる
「脳梗塞」や「心筋梗塞」がほとんどですが、それらが突然起こるのではありません。
  それらの原因となる「動脈硬化」が、すでに進んでいると考えられるのです。 
 

突然死の予防=メタボリックシンドローム予防
  「突然死」の多くが心臓で、しかもその中でも、心臓を栄養している血管が詰まる場合が多いことを考えると、「突然死」の予防はそのまま「メタボリックシンドローム」の予防につながります。
  高血圧、糖尿病、左室肥大を指摘されたことがある方、肥満、喫煙習慣、ストレスの強い生活、運動習慣がない、年齢、などがリスクファクターになります。
  マラソンなど、強度の運動を目指す方は、ウォーミングアップ、クールダウン、そして血圧の測定なども必ず行いましょう。
突然死から身を守る5つの食材
■納豆
  納豆に含まれるナットウキナーゼには血栓(血のかたまり)予防効果があります。水溶性食物繊維も含まれるので血糖値のコントロールも期待できます。
  ただし、血栓塞栓症の治療・予防薬ワルファリンを飲んでいる人は納豆を食べないようにしましょう。納豆に特に多く含まれるビタミンKが、薬の作用を低下させてしまいます。
■青魚
  イワシ、サバ、ニシン、ブリ、カツオ、マグロ、サケなどの青魚を積極的に食べましょう。中性脂肪を下げたり、HDL(善玉)コレステロールを上げるだけではなく、炎症や血管の詰まりを改善したり、血圧の健康を改善する働きがあります。
■トマト
  トマトの赤色成分リコピンには、LDL(悪玉)コレステロールの酸化を防ぐ働きや、炎症のマーカーであるCRPを下げる働きがあるといわれています。
  またカリウムには、血圧をコントロールする機能があります。
■ピーナッツ
  ナッツ類に含まれる脂質にはLDL(悪玉)コレステロールを改善する効果があります。
  軽く1つまみ程度を目安にして、カロリーや脂肪の多いお菓子の代わりにお勧めです。 食べ過ぎると、カロリーオーバーになります。
■雑穀米
  雑穀には水溶性食物繊維が含まれます。水溶性食物繊維は、脂質や炭水化物の吸収を遅らせる働きもありますので、血糖値が緩やかになります。
  食物繊維を含まない白米や白パンの代わりに、毎日どうぞ。


  暑い日々が続いています。節電などにより今までのように快適にいかないことも多いと思いますが、水分補給などご自身での熱中症対策もお忘れなく!
熱中症予防情報


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