皮膚が赤くなってひりひり痛む・・・それは日光(紫外線)皮膚炎です |
●日光皮膚炎を起こすのはUVBです
UVBによってDNAが傷つくと、細胞の修復機能が働きます。それに伴い炎症を起こす遺伝子も活動を始めてしまうため、数時間で皮膚が赤くなるなどの症状があらわれます。ヤケドに似た状態ですので、冷水などで患部をやさしく冷やし、脱水・乾燥を防ぐために保水・保湿を十分に行いましょう。
その後1週間ほどして皮がむけるのは、死んだ皮膚細胞がはがれ落ちている状態です。無理にはがさないように気をつけましょう。
●頭皮や髪も日焼けします
頭頂部が浴びる紫外線の量は、顔の2倍以上ともいわれています。 頭皮や髪を日焼けから守るには、やはり日傘、つばの広い帽子です。木陰や建物の影を歩くなど、直接日光を浴びない工夫も必要です。
髪の毛が紫外線を浴び過ぎると、キューティクルがはがれ、内部が乾燥してしまいます。これは、枝毛や切れ毛といったダメージヘアの原因になります。ダメージを受けると髪の毛自体が弱くなってしまいます。
頭皮も、ボディと同じ皮膚ですから、紫外線を浴び過ぎると、水分や油分のバランスが乱れて乾燥します。頭皮が荒れてしまうと、毛根を支える力が弱まったり、毛根部の細胞にも悪影響があったりします。
特に男性は要注意です。帽子や日傘を男性こそするべきです。
●目も日焼けします
目と目の周りの紫外線対策としてサングラスはとっても有効ですが、問題はサングラスを選ぶときの色の濃さです。
あまり濃い色ですと、瞳孔が大きく開いた状態になり、たくさんの紫外線を受け取ってしまうことになります。外から目が見えないくらい濃い色よりも、瞳孔を開かせない薄い色を選ぶほうが目にはやさしいのです。 |
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