睡眠は私達にとって重要な意味を持ちます。 睡眠が上手にとれない、睡眠時間が少ないと体調を崩す原因になります。 充分な睡眠は健康を維持するために必要な事です。 |
■光で体内時計をコントロールしよう!
朝は目が覚めたらすぐに明るい光を浴びましょう。 強い光には、最強の目覚まし効果があります。太陽の光を直接浴びるのがベストですが、日の出の時刻が遅い時期は部屋の照明だけでもパッと明るくして、からだを目覚ましましょう。
また、夜に明るい光を浴びると睡眠ホルモン・メラトニンが減ってしまいます。 夕食以降は、少し暗めの白熱灯の下で過ごすと自然に眠気が催されます。テレビやインターネット、メールも、寝床に入る1時間前には切り上げましょう。
眠るときは暗いほうがよく眠れますが、暗闇が不安な人は、豆電球のフットライトを点けておきましょう。 |
■長時間睡眠は寿命を縮める?
40〜79歳の男女約10万人を10年間にわたって追跡調査した結果、対象者の平均睡眠時間は男性7.5時間、女性7.1時間で、死亡率が最も低かったのは男女とも睡眠時間7時間の人たちだったとか。
睡眠時間が7時間より短い人も長い人とも死亡率が高くなる傾向で、とくに睡眠時間を長くとる人は何らかの健康上の問題を抱えている可能性が指摘されてもいるようです。
また、休日に睡眠不足を取り戻そうなどとダラダラ眠っているのは、まったく逆効果です。 睡眠と覚醒の深さは互いに影響しあっていて、グッスリ深く眠ると目覚めがスッキリし、起きてからの覚醒度が高く保たれます。
逆に、浅い眠りを長く続けると、目覚めた後も覚醒度が上がらず、起きてからもからだがだるく居眠りしやすくなってしまいます。 |
■短時間睡眠な人は・・・
発明王のトーマス・エジソンは、「4時間以上眠るとかえって気分が悪くなる」とまで言っていたようです。 しかし、彼は2〜3時間の昼寝を1日2回とっていたようです。
また、あのナポレオンも、夜の睡眠時間は3〜4時間程度でしたが、馬に乗っているときや会議中によく居眠りをしていたようです。
いきなり1日3時間睡眠を目指すのは無駄としても、まずは質の悪い睡眠をなくすことから始めたいものです。 寝つきや寝起きに10分以上かかる人は、「起きるときは起きる、眠るときは眠る」という信念を持って、改善に努めましょう。 |
■効果絶大! ランチの後のお昼寝
睡眠時間を短くするためには、昼寝は絶対に必要です。 それは、人間が本来持っているリズムに従って、からだと脳を休める具理的な方法です。 睡眠のリズムから見ると、早朝と午後2時頃に眠気のピークがあり、昔の日本では午後2時頃=8つ時にお菓子とお茶を飲む「おやつ」で、眠気をやり過ごしていたのです。また、海外でも昼食後の眠気を取るために昼寝=シエスタの風習があります。
夜の睡眠に悪影響を及ぼさない昼寝方法とは、まず時間は午後3時までに、
20〜30分以内の昼寝が良いとされています。 30分を超えると、睡眠が深くなって起きてからの頭の働きが鈍ってしまいます。 眠る姿勢は、机に突っ伏したり、壁や椅子の背もたれにもたれかかったりが、良いようです。ゴロッと横になると気持ちが良いのですが、眠りが深くなり過ぎて逆効果のようです。 |