2011年11月18日掲載 |
●インフルエンザ対策・・・しっかり食べて、しっかり睡眠!
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■たんぱく質 たんぱく質はからだの構成成分で、生命維持や活動する上で欠かせない栄養成分です。 血液・筋肉・各種臓器をつくり、免疫細胞の材料となって免疫力を強化し、ウイルスや細菌などを排除して病気への抵抗力を高める働きを持っています。 たんぱく質には動物性と植物性があります。アミノ酸バランスに優れた良質なものをバランスよく取ることが大切です。
抗酸化性を持つ水溶性のビタミンで、ウイルス感染や寒さへの抵抗力をつけるのに必要な栄養成分です。 体内に侵入したウイルスなどを攻撃して体外に追いやり、免疫力を高め、発がん性物質の生成を抑制し、体内でのインターフェロン(抗がん剤)生成を促進してがんを予防する、などの働きを持っています。 十分に取っていると風邪の予防や回復に役立ちます。 発熱時には特に消耗が激しいので十分に取ることが大切です。
皮膚や粘膜を健康に保ち、眼に栄養を与える脂溶性のビタミンです。 ウイルスの侵入口となる鼻や喉の粘膜を丈夫にしますので、風邪やインフルエンザ予防に欠かせない栄養成分です。 動物性食品に含まれるビタミンAはそのまま体内に吸収され、緑黄色野菜に多く含まれるカロテン(とくにβ-カロテン)は体内に入ってビタミンAの働きをします。 カロテンは吸収率が低いのですが、油と一緒に料理すると吸収率がぐんとアップします。
ねぎやにんにくなどに含まれる刺激臭のある香気成分で、強い抗菌作用と免疫力を高める働きを持っている成分です。 からだを温める作用もあり、少量を常食すると滋養強壮につながります。
DNAやたんぱく質の合成に係っており、不足すると免疫機能の低下をもたらします。 免疫力の低下は、風邪などに繰り返しかかりやすくなります。 糖の代謝にも必要な成分で、植物性たんぱく質と一緒に取ると吸収率が促進されます。
きのこ類や酵母に含まれる多糖類で、免疫細胞を活性化する働きに優れています。 食べても胃腸で分解されず、腸の免疫細胞に働きかけて免疫力を高めます。 ビタミンCと一緒に取ると吸収率が高まります。
ポリフェノールの代表的なフラボノイドのカテキン類に分類される成分で、強い抗菌作用や抗ウイルス作用を持っています。 特に緑茶の渋みのタンニンには炎症を鎮める働きがあり、お茶でうがいをすると喉の痛みが治まります。
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しっかり食べて しっかり睡眠! |
インフルエンザの予防には睡眠をしっかりとって疲れを取り、免疫力を高めることが大切です。 眠りには筋肉を休めるレム睡眠と、脳を休めるノンレム睡眠があります。 これらの睡眠は1セットになっていて、夜の睡眠中にこのセットが5〜6回繰り返されるといわれています。 レム睡眠は筋肉の緊張を一定時間止めて、からだの疲労を癒します。 ノンレム睡眠は大脳の活動を低下させて休め、この間に体内のタンパク質の合成を促す成長ホルモンや、ストレスに抵抗し免疫増強作用のあるコルチゾールなどのホルモンの分泌がさかんに行なわれます。 からだを修復し、体力を回復させる睡眠は、インフルエンザなどの感染症に対抗するためにも大切です。 成長ホルモンは23〜2時に最も多く分泌されます。できるだけこの時間帯には就寝して、十分に睡眠をとるようにしましょう。 |
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