お知らせ
2011年12月4日掲載
●「適正飲酒」を考えよう!!

 
  「酒は百薬の長」という言葉がありますが、お酒が健康に良いのは節度のある飲み方をしてこそです。飲み過ぎは身体に悪影響であるばかりか、飲み方を誤ると、生命に危険が及ぶこともあるので注意したいものです。
 忘年会や新年会が多いこの季節は、自身の適量を知り、楽しくお酒とつきあいましょう。

  
アルコールを摂取すると胃で10〜20%、残りの80〜90%は小腸で吸収され肝臓へと運ばれ、「アセトアルデヒド」という物質が生成されます(「アセトアルデヒド」とは、顔面紅潮、動悸、吐き気、頭痛などの原因となる有害物質です)。その後、解毒処理が行われ、尿として排泄されます。しかし、肝臓のアルコール処理能力には限界があり、許容量を超えると、血液中に「アセトアルデヒド」が放出されます。このときの血液中のアルコール濃度がお酒による酔いの状態に関係してきます。一般的に、アルコール血中濃度0.1%程度までが健康的に楽しくお酒を飲める状態です。
 


アルコール摂取量の基準とされるお酒の1単位は、純アルコールに換算して20gです。アルコール健康医学協会では約1〜2単位を適量の目安にしています。しかし、適量には個人差もあり、また、その日の身体状態によっても異なってくるので、飲み過ぎには十分に気をつけましょう。
お酒の1単位
中ビン1本
(500ml)
タブル1杯
(60ml)
 小グラス2杯
(200ml)

 
大量のアルコールを処理しきれずに起きるのが「二日酔い」。予防策は適量を守り、「飲み過ぎないこと」ですが、飲酒前にウコンを含むサプリメントを摂取すると胆汁の分泌を活発にし、アルコールの代謝機能を高めるといわれています。
 やむを得ず二日酔いになってしまった場合は、十分な水分補給を心掛けましょう。特に、スポーツドリンクは体内への吸収が早いのでより効果的です。また、ビタミンCを含む果物もアセトアルデヒドの分解に役立ちます。

空腹状態で飲酒をするとアルコールの吸収が速くなり、酔いがまわるのが早くなります。お酒と一緒に食事をすると、胃の粘膜の上に層をつくり、アルコールの吸収のペースを遅らせます。特に、脂肪分の含まれるチーズなどは胃を保護する効果があるとされています。アルコールによって失われるミネラルやビタミンを多く含む食材を、お酒のつまみにすると良いでしょう。


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