お知らせ
2012年4月18日掲載
●今、医療保険制度がピンチです!

みなさんが加入している医療保険制度が、今、危機的状況を迎えています。

病気やケガに備えてみんなでお金を出し合い、助け合うしくみが健康保険であり、被保険者のみなさんと事業主(会社)が保険料を出し合い、その財源をもとに健康保険組合が医療費を支払っています。

健保組合は、病気やケガをしたときの保険給付だけでなく、健診をはじめとした保健事業を行ったり、わが国の高齢者の医療制度を支えるために費用を負担したりしています。

ところが年々、健保組合の財政が悪化しており、存続にかかわるピンチに陥っているのです。

健保組合財政ピンチ!の理由とは・・・
全国の健保組合の約9割が赤字ともいわれる深刻な状況ですが、
その原因は収入減かつ支出増という二重苦です。
● 収入ダウン
◆ 保険料収入の減少
景気など経済状況の悪化
従業員数や所得の減少
少子高齢化(高齢者の医療を支える若い現役世代が減っています)
● 支出アップ
◆ 医療費の増加
医療技術の進歩による高度化
治療に多額の費用を必要とする、生活習慣病の増加
高齢化による医療を受ける人の増加
◆ 高齢者医療制度への重い負担
健保組合には、高齢者の医療制度を支えるため、前期高齢者納付金、後期高齢者支援金などの負担が義務付けられています。
高齢者は増加していて、この負担は重く、健保組合の支出の4割を超えています。
皆様が納められている健康保険料のうち、「特定保険料」が納付金、支援金にあてられています。
皆様と会社からの健康保険料が健康保険を運営するおもな財源ですが、その半分弱を高齢者の医療制度を支えるための支出にあてていることになります。
※総人口の5人に1人は高齢者であり、国民医療費の約半分を高齢者が占めています。
※年間1人あたりの医療費は、65歳未満は16万3,000円ですが、65歳以上は64万6,000円もかかっているといわれています。
これ以上赤字が続くと、健保組合そのものがつぶれてしまう可能性も・・・!
医療保険制度は、まさに危機的状況にあるのです。


◆ 花粉対策できていますか? ◆
★ トップページから「花粉最新情報」がご覧いただけます ★
「花粉観測システム(はなこさん)」では、最新情報を提供しています。

関連項目はこちら

前のページに戻る   このページのトップへ

Copyright © since 2005 名古屋薬業健康保険組合 All Right Reserved.