お知らせ
2012年7月15日掲載
●「冷房」とうまく付き合いながら健康的な夏に

 今年も節電の夏がやってきました。夏になると時として悩まされるのがクーラーの冷気です。「クールビズ」も浸透し、オフィスの冷房の設定温度も、快適に働ける温度といわれる28度に設定しているところも多いかと思います。

 しかし、日中、街を歩いていると、商業店舗などから漏れる冷気に驚くことがあります。一瞬快適に感じますが、しばらくすると、身体が冷え過ぎていることに気付きます。また、クーラーをつけたまま寝てしまい、身体を壊してしまうケースもよくあるので、タイマー設定をするなどの注意が必要です。

 年々、最高気温記録が塗り替えられるほどの猛暑が続く夏、「冷房」とうまく付き合いながら快適に、また、健康的に夏を過ごしましょう。

● 「冷房病」とその症状 ●
 「冷房病」とは室内と室外の温度差に身体が順応できず、不調を起こすことをいいます。主な症状としては、手足のしびれがあります。身体が冷えることで血管が収縮し、血液の流れが滞ることで起きます。その他にも頭痛や倦怠感などの症状があらわれる場合もあります。
 自律神経の機能不良によっておこる「冷房病」ですが、自律神経は汗の量を調整する役目も担っているため、冷房で身体が冷えると汗腺も収縮し、汗が出なくなり、身体の体温が下がらないようになってしまうので、十分に注意しましょう。

● 「冷え」からカラダを守る対策を考えよう!! ●

■外気との温度差を5度以内に設定しましょう

  
身体の体温調節をする自律神経は5度以上の気温変化に対応できないため、冷房の効きすぎた室内から、夏の暑い屋外へ出ると身体に不調をきたします。これは寒いときに働く交感神経と暑いときに働く副交感神経のバランスがくずれることで起きるのではないかといわれています。
 外気との温度差が5度以内になるように、冷房の設定温度を調整し、「冷房病」にならないように気をつけましょう。

■「お湯につかる」習慣をつけることが大切です

夏は簡単にシャワーで済ませることが多くなりがちですが、シャワーでは身体を芯から温めることはできません。いまは冷感持続成分が配合された入浴剤などもありますので、うまく利用しながらゆっくりとお湯につかるようにしましょう。
 日中の寒暖の差で身体にも疲労が蓄積されているので、マッサージをするなどして、自律神経のバランスも整えてあげましょう。

 ■「量より質」で効率的に食事をしましょう

暑くなると食欲不振になりがちで、そうめんやアイスクリーム、冷たい清涼飲料などを食し、身体を冷やしてしまうことが多くあります。
 夏場は「量より質」で、例えば、そうめんに魚や肉などの良質のタンパク質を含む食材を少しプラスするなど、夏バテしないように効率よく食事をするようにしましょう。
 また、水分補給は大切ですが、飲み過ぎは胃の調子を壊すことがあるので注意が必要です。

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