お知らせ
2012年8月13日掲載
●どれくらい、いつ、何を飲む?「水分補給」のしかた

「水分補給が大切です!」といろいろなところで呼びかけられていると思いますが、どうして大切なのか、ご存知ですか?

水分が不足すると…
●血液の粘度が増し、血栓ができやすくなって脳こうそくや心筋こうそくの原因になります。
●汗が出にくくなるので、体温が上がって、熱中症にかかりやすくなります。

では、水分をどのようにとったらいいのでしょうか。

●1.どれくらい飲む?●
成人は、1日に約2.5リットルの水分を呼吸、汗、尿、便で体外に排出

食事で約1リットル、体内の代謝で約0.3リットルを補給

収支からは、あと約1.2リットルの水を飲めばバランスがとれます
※ただし夏は汗をかきやすいので、さらに水分が必要とされます

厚生労働省は、水分摂取量が不足傾向にあるとして、
平均的に今より「コップ2杯」多く飲むことをすすめています。

●2.いつ飲む?●
大切なのは「渇く前に飲む」
汗をかくなどして水分が失われると、「のどが渇いた」と感じます。しかし、その時点で既に脱水が始まっています。めいっぱい渇いてからゴクゴク、ではなく、渇く前に飲むようにしましょう。
●毎日の習慣にしたいタイミング
●起床時
●入浴前・後
●就寝前
1回にコップ1杯(200ミリリットル)を目安とすると上記4回で4杯分なので、前述の1日にとりたい水の量1.2リットルまで、あと400ミリリットル、2杯分です。
★ここでひと工夫★
マイボトルに400ミリリットル以上を入れて持ち歩き、通勤中や仕事の合間などこまめに飲むようにします。
 
●この場面でも忘れずに
●運動前・中・後
●飲酒中・後
運動の際は、前後だけでなく最中にも意識して水分補給を。また、アルコール類には利尿作用があるので、飲酒中および後にも水を飲みましょう。

●3.何を飲む?●
基本は「水」です
カフェインの多い飲料やアルコール類は、利尿作用により尿の量を増やしてしまうので、水分補給には向きません。お茶でもカフェインの量によって選びましょう。
スポーツドリンクは水や電解質を補うだけでなく、エネルギー補給の役割もあるため、カロリーや糖質に注意して、運動時など状況に応じて飲みましょう。

冷たいものをとりすぎないように
冷たい飲み物ばかりをとっていると、おなかをこわしたり、からだを冷やしたりしてしまいます。常温や温かい飲み物をとる、飲食店では「氷抜き」の水を頼むなどを心がけましょう。
※マイボトルの場合は衛生面にご注意ください。

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