お知らせ
2012年8月21日掲載
●夏につくる、強いからだ(5)生活習慣編その1/禁煙・飲酒

健康なからだづくりには、生活習慣の改善も欠かせません。
熱中症の防止をはじめ、健康状態にいつもより気を付ける夏のこの時期に、自分のからだと向き合ってとことん見直してみませんか?

運動や食事だけでなく、タバコやアルコールといった嗜好品も、習慣という長い時間をかけてからだに影響していきます。
まず禁煙、そして、休肝日を設ける「健康習慣」を身に付けていきましょう!

●禁煙で、リスクを減らし健康体へ近づきましょう●
◆タバコとがん
喫煙の健康被害というと、「がん」を連想される方が多いでしょう。
日本において、がんの部位別に患者数を見ると、胃、大腸に次いで肺がんは3位です。
ところが、死亡が最も多いがんとされるのが肺がんであり、タバコを原因とする肺がんは、男性で70%といわれます。さらに、タバコは喉のがんや胃がんなど、ほかにも悪影響を及ぼしてしまうそうです。
◆がん以外にもこんなリスクが
喫煙者は、非喫煙者と比べて、心筋梗塞・狭心症などの虚血性心疾患になるリスクが3倍高い、1.4倍糖尿病になりやすいといわれます。
ほか、女性の喫煙は、月経不順や不妊の原因になり、非喫煙者に比べて早産や自然流産が1.2〜1.8倍増えると指摘されています。
だからやっぱり、禁煙しましょう
禁煙すると、上記に挙げたような健康を害するリスクが減り、タバコ代が浮いて、ほかの趣味や食事、ファッションなどにお金を使うことができます。
また、タバコで紛らしていたストレスを、からだを動かして解消できれば、なお健康に近づきます!

●「百薬の長」or「からだを蝕む原因」はお酒の飲み方しだい●
◆飲酒習慣と健康
お酒は、それ自体にエネルギーがあるうえ、食欲を増す作用があるので、ついつい食べ過ぎてしまいます。それがエネルギーの過剰摂取になり、メタボにつながってしまいます。
飲酒習慣のある人は、ない人に比べて1日のエネルギー摂取量が多い
毎日飲酒する人は、そうでない人より内臓脂肪量が多い
●ある程度の量のアルコールを摂取しつづけると中性脂肪が増え、高中性脂肪や脂肪肝になる
●1日平均3合以上飲む人は、時々飲む人に比べて1.6倍脳卒中になりやすい
といったことがいわれています。
お酒は適量を楽しみ、「休肝日」をつくりましょう
★適量
お酒の適量の目安は、アルコール量で1日20グラムです。
●ビール…中ビン1本
●日本酒…1合
●ワイン…グラス2杯
●ウイスキー…シングル2杯
ちなみに、ビール中ビン1本(500ミリリットル)のエネルギー量は、ごはんに換算するとおよそ1杯(120グラム)となります。「お酒を飲むときは、ごはんものを食べない」としても、アルコールでエネルギーをとっていることがわかりますね。

★休肝日
毎日の飲酒が習慣になっている人は、「休肝日」を決めて飲まない日をつくりましょう。週2日、できるだけ続けてとるのがよいとされます(たとえば宴会の翌日と翌々日など)。総飲酒量を減らし、肝臓に負担をかけないためにも取り組んでみましょう。
  ※休肝日があるからといって、ほかの日にたくさん飲まないように!

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