2013年1月9日掲載
●注意喚起!インフル&ノロウイルス患者、増えています
日に日に寒さも厳しくなり、本格的な冬が到来しました。その訪れとともにやってくるのが、冬の感染症です。
平成23年度の当組合の疾病統計によると、空気が乾燥する秋から冬にかけて呼吸器系の疾患が増大しています。今年は風邪・インフルエンザに加えて、ノロウイルスも猛威を奮っており、特に注意が必要です。基礎疾患がある方や高齢者、妊婦、乳幼児などは重症化が懸念されるため、飛沫感染を防ぐ「マスクの着用」、接触感染を防ぐ「手洗い」を徹底させましょう。
◆インフルエンザについて◆
◆ノロウイルスについて◆
* インフルエンザ対策のポイント *
インフルエンザの最大の予防策は予防接種を受けておくことですが、皆さま、接種はもうお済ませでしょうか?
接種をしていない方は、とり急ぎ接種を。接種がお済みの方は、インフルエンザウイルスを寄せ付けない環境づくりをしていきましょう。
手洗い・うがい、咳エチケットはもちろんのこと、低温で乾燥した空気中でウイルスは活性化するため、部屋の温度や湿度にも気を配るようにしましょう。また、免疫力が低下すると感染のリスクも高まるため、この時期は特に、生活習慣にも注意して過ごすようにしましょう。
* ノロウイルス対策のポイント *
2006年に大流行して以来、現時点で2番目に猛威をふるっているノロウイルス。室温4℃の環境で2カ月生存できるといわれているこのウイルスは非常に強力で、今年は特に感染しやすいウイルスが蔓延しているそうです。
特効薬はありません。もし感染をしたら、下痢止めなどは使用せず、とにかく体内からウイルスを出すこと、そして、水分補給を忘れないようにしてください。
感染予防は、「手洗いの徹底」です。アルコール消毒は効果がないので、流水で隅々まで洗うようにしてください。
「接触感染」を防ぐ!手洗いの重要性
すべてのウイルスは手を介して体内に侵入することが多いので、常日頃から頻繁に手洗いをする習慣を身につけると良いでしょう。石鹸はしっかりと泡立て、隅々まで洗うようにしましょう。できれば、液体石鹸を使用し、固形石鹸を使う場合は、雑菌が付着している場合もあるので、石鹸自体を水で流してから使用しましょう。
@手全体を流水でぬらして、石鹸などを手に取り、手のひらをこすり合わせて泡立てます。
A手の甲に石鹸をのばすようにしてこすります。
B指先や爪の間を念入りにこすります。
C指の間もしっかりと洗います。
D親指と手のひらをねじり洗いします。
E手首もくるくると、回すようにして洗います。
F石鹸とともにウイルスを洗い流す要領でしっかりとすすぎ、ペーパータオルまたは清潔なタオルで水分をふき取ります。
※アルコール製剤の場合も@〜Eの順で洗います。
◆◆ インフルエンザ・ノロウイルスにご注意ください ◆◆
インフルエンザ予防接種
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