2013年3月21日更新
●賢く、楽しく!お酒の飲み方
歓送迎会が増えるこの時季は、お酒を飲む機会が増えるのではないでしょうか。
お酒にはストレス緩和、食欲増進、コミュニケーションツールになるなどの効果もありますが、これらは節度のある飲み方をしてこそです。飲みすぎて体調を崩したり、二日酔いになったりしないよう、気をつけたいものです。
適量を守り、健康的にお酒を楽しめるように心がけましょう。
適量とはどのくらい?
厚生労働省では「節度ある適度な飲酒」の量を、純アルコールにして1日平均約20gとしています。これは、健康な成人男性なら3時間程度あれば肝臓でアルコールの分解を終えられる量です。
ただし、この適量はあくまでも目安の数字です。体質やその日の体調などによっては、この量でも飲みすぎの場合があります。
翌日も快適に!二日酔いを予防する
二日酔いのメカニズム
口から入ったアルコールは、胃や小腸から吸収され、血液中に溶け込んで肝臓へと運ばれて、アセトアルデヒドという物質に分解され、さらに分解されて尿や汗などとして排出されます。
ところが、肝臓が分解処理しきれない場合、処理されるまでアルコールのまま、またはアセトアルデヒドのままの状態で血流に乗り、全身を回っています。これらが頭痛、吐き気、動悸など二日酔いの症状を引き起こします。
ほかにも、脱水症状、低血糖状態、胃粘膜の荒れなど、さまざまな要因が複合的に重なって二日酔いが起こるのではと考えられています。
■お酒は食事と一緒に!
空腹状態でお酒を飲むと、からっぽの胃や小腸にアルコールがすぐに吸収されて、急に血中のアルコール濃度が高くなり、肝臓に負担をかけてしまいます。お酒と一緒に食事をすると、消化液と食べ物の膜ができ、アルコールが急激に吸収されずにすみます。
刺身や枝豆、豆腐といったたんぱく質のものと野菜などの低エネルギーでビタミン豊富なつまみを中心に食べましょう。ただし、 食べすぎは禁物です。
■それでも、二日酔いになってしまったら…
水分をしっかりとり、安静にしましょう。水分補給には体内への吸収が早いスポーツドリンクがおすすめです。また、 ビタミンCを含む果物もアセトアルデヒドの分解に役立ちます。
◆ 花粉対策できていますか? ◆