お知らせ
2013年5月1日更新

●考えてみよう!タバコのリスク

 5月31日は「世界禁煙デー」です。
 
今月は、タバコの害や、禁煙について改めて考えていきましょう。

 タバコには4000種類にもおよぶ有害成分が含まれており、全身にさまざまな健康被害をもたらします。ストレス解消などの理由で気軽に吸った1本は、体にさらなるストレスを与えていることになります。

 このストレスを解消するには、「禁煙する」という方法しかないのです。

 喫煙がもたらす健康被害

● 命にかかわる病気のリスク

・がん
 タバコの煙に含まれる発がん性の化学物質が細胞の遺伝子に傷をつけ、がん化させていきます。
 喫煙者に多いのは進行が速く、命にかかわることが多いタイプの肺がんです。このタイプはがんを見つけにくく治療が難しい肺門部という部分にできやすいため、かなり危険です。

・COPD(慢性閉塞性肺疾患)
 肺の機能低下や組織の破壊を招き、呼吸が十分にできなくなる病気です。このCOPDと肺がんを併発した場合、COPDにより肺を損傷し、切除ができないため、がんが見つかっても治療できない、といった事態を招くこともあります。

・循環器系疾患
  喫煙により一酸化炭素が血液中に流入し、血管や心臓に傷をつけて血栓をできやすくし、動脈硬化を促進させます。また、ニコチンにより血管が収縮し、高血圧を導きます。狭心症や心筋梗塞、脳卒中などの病気も引き起こします。

● 女性をむしばむ深刻な害

・「スモーカーズフェイス」
皮膚の弾力が失われ、深いシワが増えます。喫煙により歯・歯肉の着色、口臭や声にも変化があらわれてきます。

・胎児への影響
 喫煙により早産、流産、死産、低体重児、奇形などの原因につながり、また出生後も乳幼児突然死症候群のリスクが高まります。

・骨粗しょう症の危険性
 喫煙者は骨を守るエストロゲンの分泌が禁煙者に比べ早く減少するので、更年期に骨粗しょう症になる人が多いといわれて います。

 がんにならないために私たちにできることは、たばこを吸わないこと、受動喫煙をできるだけ避けることです。何歳になっても、たばこを吸い続けるよりは禁煙した方が、肺がんによる死亡危険度を下げられます。

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