2013年5月7日更新
●5月31日は「世界禁煙デー」
(1)喫煙によるまわりへの害
喫煙はがんをはじめ、さまざまな病気の原因になることは明らかです。さらに、喫煙者本人だけでなく、受動喫煙によって、タバコを吸わない周囲の人にまで、“煙害”を広げています。
あなたがどこかでタバコを吸うことで、ご家族までも少なからず健康被害を受けています。受動喫煙で周囲の人が受けている害を正しく理解しましょう。
吸わない人への害まで考えて、今すぐ禁煙!
喫煙の害は家族をはじめ周囲の人にまで及びます。しかも周囲の人が吸い込む煙には、本人がタバコから直接吸い込む煙以上に、発がん物質などの有害成分が含まれているのです。 受動喫煙の害を甘く見てはいけません。
肺がん、乳がんリスクが2倍以上に
国立がん研究センターの調査によると、
「夫からの受動喫煙で、タバコを吸わない女性の肺腺がん(肺の深部にできるがん)のリスクが約2倍になる」ことが分かっています。同研究班では「もし夫からの受動喫煙がなかったとすると、これらの37%は予防できたはず」としています。
また、
受動喫煙を受けていた閉経前の女性の乳がん発症リスクが、受動喫煙がない女性に比べて約2.6倍高いことも明らかになっています。
隣で吸わなくても注意、「残留受動喫煙」
タバコの有害成分は、火を消した後でも、衣類や家具などに付着して残ります。 この有害成分が長期間揮発することにより、受動喫煙に気をつけている人までも、健康被害を受けてしまいます。
特に小さな子どもは床や家具に顔や口が近づきやすく、ニコチンを吸収してしまうため、危険です。家族の受動喫煙を防止するには、禁煙するしかないのです。
禁煙チャレンジしませんか? 「らくらく禁煙コンテスト」のご案内
当組合ではみなさんの禁煙チャレンジをサポートするために、日本対がん協会主催「らくらく禁煙コンテスト」に参画しています。ぜひこの機会に禁煙生活を始めてみませんか?
次回の開催は7~8月です。詳細が決まりましたら、改めてお知らせします。
タバコをやめて、健康寿命をのばしましょう
「Smart Life Project」では、「健康寿命をのばしましょう」をスローガンに、
「禁煙」 について、具体的なアクションの呼びかけを行っています。
▼くわしくは、こちらをご覧ください。
Smart Life Project 事務局(厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課)運営
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