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2013年5月9日更新

●上手に避けよう、紫外線

 紫外線量が日に日に多くなってくるこの時期、しっかり対策をしていますか?
 紫外線対策というと、美白のためのものを連想してしまう方も多いと思いますが、紫外線はしみやしわの原因になるだけでなく、さまざまな病気の要因にもなります。紫外線対策は、性別関係なく、みなさんに必要なものなのです。
 からだを紫外線から守るには、過剰に紫外線を浴びないことにつきます。上手に避ける方法を知り、万全の対策をとりたいものです。

紫外線の浴びすぎは病気のもと

 紫外線を過剰に浴びすぎるとDNAの損傷をもたらします。これによっておこる有害作用には、日焼け、しみ、しわ、たるみ、皮膚がんのリスクの増大、白内障、紫外線角結膜炎(いわゆる雪目)などがあります。また、免疫力や体力を低下させ、体調不良を引きおこしたり、感染症にかかりやすくなったりもします。

紫外線はどの季節が強いの?

 地上に届く紫外線には皮膚組織を壊し、しわの原因となるUV-A、 人体への有害作用が強く、日焼けやしみの原因となるUV-Bの2種類があり、UV-Aは5月、UV-Bは7~8月にもっとも強くなります

気象庁の「紫外線情報分布図」もご確認ください。


上手な対策で、紫外線をカットしよう!


① 日焼け止めを塗って確実にカット

 紫外線をもっとも確実にカットする方法は日焼け止め(サンスクリーン)を塗ることです。紫外線をしっかり遮断するために、厚めに塗ること、2~3時間おきに塗り直すことが大切です。

◆日焼け止めの選び方
シチュエーション別の目安は以下のとおりです。
日常生活:SPF5+
軽い屋外活動、ドライブなど:SPF10++
炎天下のスポーツ、海水浴:SPF20+++

◆塗り方のポイント
・顔や片腕につき、クリーム状で真珠の粒2個分、液状で500円硬貨大くらいを目安にしましょう。
・耳の回りやえりあし、手の甲の塗り忘れには気を付けましょう。
・重ね塗りをすることで、一度塗りの2.5倍の防御機能があります。


② 持ち物の工夫で、紫外線をカット

 衣服や帽子、日傘、サングラスなどだけで完全に紫外線を浴びないようにするのは無理ですが、選び方次第でかなり紫外線をカットできます。

◆衣服
吸水性の高い綿と、UV-Bを吸収するポリエステルの混紡がよいでしょう。熱を溜め込みにくく紫外線を反射・散乱させやすい白や薄い色がおすすめです。

◆帽子
 屋外にいるとき、顔への日差しの直射を避けるのに効果的です。つばが7cm以上のものを選ぶと、顔の正面が浴びる紫外線をキャップで60%、ハットで65%もカットできます。

◆日傘
 簡単に紫外線をカットする手段のひとつです。黒い傘のほうが紫外線のカット効果が高いと思われがちですが、色による差はありません。暑い季節に使用するなら、見た目にも涼しい白い傘のほうがおすすめです。

◆サングラス
 まだまだ抵抗がある方も多いと思いますが、地面で反射した紫外線をカットするためにもなるべくかけましょう。日常的に使うものは色が薄めのものが、日差しの強い海や雪山では反射する紫外線もカットできる濃い色のサングラスが適しています。


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