2013年6月2日更新
●女性のための「月経痛緩和」
(1)痛みの原因、冷えを改善
今月は 「月経痛緩和のための、効果的なアプローチ」 について考えていきます。
多くの女性が経験する月経の悩み。なかでも多いのが月経痛(生理痛)です。
症状は人により、「なんとなく腰がだるい」という程度から「痛みが強くて寝込んでしまう」という程度までそれぞれですが、つらい痛みはがまんせず、自分に合った改善方法を見つけて、乗り切っていきたいものです。
月経痛の原因の一つが からだの「冷え」です。 冷えは日常生活の中で改善できます。職場の冷房などにより体が冷えやすいこれからの季節、からだを冷やしすぎないよう気をつけましょう。
すぐに始められる!冷えないからだをつくる習慣
●朝起きたらまず白湯を
起床直後に温かい白湯(さゆ)を飲むと代謝が上がり、からだが温まります。コーヒーやお茶などは、カフェインが交感神経を刺激し血管を収縮させるので、何も含まれていない白湯のほうが、からだを温めるのにはおすすめです。
●服装で上手に保温
冷房の効果で屋内外の気温差がつらいこの時期は、重ね着で乗り切りましょう。脱ぎ着しやすいカーディガンや、下半身を冷えから守るひざ掛けなどを常備しておけば安心です。
●ぬるめの風呂にゆっくりつかる
浴槽につかるとからだが芯から温まります。理想のお湯の温度は38~39度(冬は38~40度)で、最低10分以上、できれば30分ほどつかると効果的です。熱いお湯は温まった気がしても、冷めるのも速いので、冷えを防ぐにはぬるめのお湯がおすすめです。
冷え改善のために、自分の体温を自覚しよう
冷えを改善するには体温を上げることが大事です。そのために、毎日体温を測り、記録して、自分の体温を知りましょう。測定は朝、目が覚めたとき、ふとんの中で、わきの下や口など同じ条件で測ります。目標は、36度台後半です!