お知らせ
2013年6月3日更新

●6月4日は「むし歯予防デー」 正しく知って防ぐ「大人むし歯」

 6月4日は「むし歯予防デー」、6月4日~10日は「歯の衛生週間」です。日頃から歯のセルフケアはしっかりと行っていますか?

 むし歯は子どもだけがかかるものではなく、大人にとっても大敵です。大人のむし歯は子どものむし歯よりもやっかいで、現在、中高年の歯が抜ける原因の30~40%が、むし歯だといわれています。いつまでも健康な歯を維持するには、むし歯の特徴や予防についての正しい知識を持ち、正しいセルフケアを行うことが大切です。

子どもとは違う、「大人むし歯」の特徴

●歯の根もとにできる
 加齢や歯周病などにより歯ぐきが下がり、歯の根もと部分が現れてきます。根もと部分は歯の表面に比べてコーティングが薄いため、むし歯のリスクが高まるのです。
【知覚過敏はむし歯リスクのサイン!】
 知覚過敏も、歯の根もとが露出して現れる症状。冷たいものがしみ始めたら、むし歯の危険性が高まっている可能性があります。

●過去のむし歯治療のあとにできる
 過去のむし歯治療で入れた詰めものと歯の間にすき間ができ、そこに歯垢(しこう)がたまりやすくなり、むし歯ができやすくなります。

●だ液が減るためにできる
 口の中では絶えず歯のエナメル質を修復してむし歯を防ぐ「再石灰化」が行われています。再石灰化はだ液に含まれるミネラルにより促進されますが、加齢や服薬によりだ液が減ってしまうため、再石灰化が遅くなってしまいます。


「大人むし歯」を防ぐ、正しいセルフケア

 むし歯予防のためのセルフケアや、ケア用品の使い方のコツをご紹介します。今のみがき方は、ひょっとするとむし歯予防には不十分かもしれません。この機会に、毎日の歯みがきやケア方法を見直してみてはいかがでしょうか。

【1】歯ブラシは適度な力加減で小刻みに動かす
 小刻みに動かすと歯と歯の間にブラシが入り、歯全体がきれいにみがけます。強くみがきすぎると歯ぐきが下がってしまうので注意しましょう。

【2】歯ブラシは「やわらかめ」がおすすめ
  「やわらかめ」のほうが、歯のすき間などにブラシが入りやすく、むし歯予防に効果的です。

【3】歯ブラシ以外のケア用品の活用を
 デンタルフロス、歯間ブラシを活用した歯間ケアも効果的です。歯と歯ぐきを傷つけないサイズを選びましょう。 歯みがき剤は1cm程度を目安につけるとよいでしょう。

【4】食後は、なるべく早く歯をみがく
 時間がたつほど、むし歯菌がふえ、歯についた汚れは落ちにくくなります。とくに、糖分を含んだお菓子やジュースを食べたり飲んだりしたあとは、すぐに歯をみがくことが大切です。

【5】最先端の歯ブラシは正しい使い方を
 水流で汚れを落とす「音波歯ブラシ」は、ほとんど動かす必要がない一方、超音波で汚れを浮かせてとる「超音波歯ブラシ」は軽く動かすほうがよいなど、製品によって効果的な使い方が異なります。説明書をよく読んでから使いましょう。



当組合では歯科健診を実施しております。



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