2013年6月26日更新
●いよいよ夏本番!熱中症対策は万全ですか?
日中の気温が30度を超える日が多くなってきましたが、熱中症対策はしっかりと行っていますか?
熱中症は高齢者や炎天下で運動などをする人がかかるイメージをお持ちの方も多いと思いますが、調理中や就寝中など、いつでも、どこでも、誰にでもおこりえるため、油断は禁物です。
意識して水分をとることはもちろん、適切な対策をとって熱中症を予防し、健康的な夏を過ごしましょう。
熱中症は、暑い環境下で汗をかくことによって体内の水分や塩分が不足し、体温が上昇することでおこる頭痛や吐き気、だるさ、意識障害などの症状の総称です。
【こんな人は特にご用心!】からだに水分を蓄える働きのある筋肉が少ないと、水分が不足しがちになり、 熱中症がおこりやすくなります。やせた人や、相対的に脂肪の多い人は注意が必要です。
万全の対策で、熱中症を予防しよう
【対策1】目的に合った方法で水分補給を
日頃の水分補給
脱水予防を目的とした日頃の水分補給は、十分に栄養をとったうえで、アルコール以外の飲料を多めに摂取します。入浴、睡眠、運動の前後にコップ1杯の水分をとることを心がけましょう。
汗をかいたあと
脱水状態を回復するための水分補給では、上記に加え塩分を補う必要があります。梅干し1個分の塩分(1~2g)を補うとよいでしょう。
【対策2】暑さから身を守る環境づくり・からだづくりを
★ 真夏日・猛暑日は運動と重労働を控える
真夏日(気温30度以上)や猛暑日(同35度以上)は暑い環境での運動、重労働を控えましょう。活動する際には、天気予報などで気温をチェックしましょう。
★ 過度の節電はやめて快適な屋内環境を
室内温度は28度、湿度60%を超えないよう、温湿度計を置いてチェックしましょう。エアコンと扇風機を併用し、空気を対流させると温度が下がりやすくなります。
★ 服装は涼しく、小物も利用して
肌を露出するとそこに輻射熱(ふくしゃねつ)を受けるため、通気性のよい衣服で肌をおおいましょう。からだを締め付けないデザイン、首の周りはおおわず熱を逃がしやすくするのがポイントです。日差しをさえぎる、日傘や帽子などの活用も効果的です。
★ 規則正しい生活が大切
生活リズムが整うと、自律神経の働きがよくなり熱中症予防につながります。夜はしっかり眠り、からだを休めましょう。食事においては筋肉の材料になるたんぱく質、体内の水分バランスを整えるカリウムが豊富な夏野菜を十分にとりましょう。