2013年6月30日更新
●暑さ対策にも!夏は健康習慣の見直しを
もうしばらく先になりますが、梅雨が明けると、本格的な夏が始まります。毎年夏バテなど不調に悩まされているみなさん、対策はできていますか?
夏バテなどの不調を予防するには、こまめな水分補給はもちろん、適度な運動を継続的に行うことが効果的です。今年の夏を元気に乗り切るためにも、習慣づけることを心がけてみませんか。
暑い夏の基本!上手な水分補給を
夏は発汗量が増えることにより、体内の水分が不足しがちです。水分不足は熱中症などにつながる恐れもありますので、上手な水分補給を心がけましょう。
【ポイント】
(1)のどが渇いていなくても定期的に
通常の生活のなかでも人間は毎日1~2リットルもの汗をかいています。のどが渇いていなくても、定期的に水分を補給しましょう。とくに高齢者はのどの渇きを感じにくいので、30分に1回などタイミングを決めてこまめに水分を補給しましょう。
(2)運動する30分前に水を飲もう
汗をかいてから水分をとっても、からだが小腸から水分を吸収するまでには30分ほどのタイムラグがあります。汗をかく前から少しずつ水分補給を始めましょう。理想は運動を始める30分前から。
(3)大量に汗をかいたらナトリウムの補給も
大量に汗をかくと、汗と一緒にナトリウムも消失してしまうため、真水だけで水分補給をすると、血液中のナトリウムの濃度がさらに低下し、こむら返りなどをおこすことがあります。スポーツドリンクや、塩水(水1リットルに塩ひとつまみ程度)などで水分補給をしましょう。
【水分補給には不向きな飲み物】
甘い飲み物:大量摂取しすぎると、夏太りの原因になってしまうことも。
アルコール:利尿作用があるので、逆に脱水を招いてしまいます。
夏こそおすすめ!ウォーキング
夏でも適度な運動は大切。早朝や夕方などの涼しい時間に軽いウォーキングはいかがですか?夏の不調予防に役立つ、嬉しい効果もいっぱいです。
★暑さに慣れる
からだは汗をかくことで暑さに慣れるため、運動で意識して汗をかくことは効果的です!
★筋肉量UPで熱中症予防
筋肉には水分を蓄えるはたらきがあります。水分が体内から逃げにくくなり、熱中症のリスク減少も期待できます。
★快眠につながる
夕方にウォーキングなどの軽い運動をして、一時的に体温を上昇させると、体温が下がるときに自然に入眠できます。
【注意!】
暑い時間帯を避け、無理のない範囲で行いましょう。水分補給や紫外線対策もお忘れなく。