2013年7月11日更新
●熱中症、梅雨明けは特に注意
7月は熱中症予防強化月間です。
梅雨が明け、本格的な夏が始まりました。例年この時期は、昼夜続く猛暑にからだがついていけず、熱中症にかかる人が急増する傾向にあるため、十分な注意が必要です。
猛暑の時期を健康に乗り切るためには、熱中症予防のポイントをおさえて、しっかりと予防対策をとりましょう。
熱中症、こんなときは要注意!
熱中症は気温の高いときはもちろん、次のようなときにも発症しやすいため、注意が必要です。
◆湿度が高いとき
気温が低くても、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなるため、熱中症への危険が高まります。
◆日差しが強いとき
晴れた日は、直射日光や地面からの照り返しにより高温にさらされます。子どもやペットは十分な注意が必要です。
◆風が弱いとき
汗が体にまとわりついて蒸発しにくくなるため、体温を下げる効果が弱まり、熱が体にこもりやすくなります。
家の中でも熱中症にかかります!
暑い屋外だけでなく、室内でじっとしていても、熱中症にかかることがあります。室内の生活環境を涼しく整え、散歩や買い物などは、涼しい時間帯を選んで出かけましょう。
熱中症対策を毎日の習慣に
水分補給はこまめに、少しずつ
体内に水分がいきわたるには30分ほどかかります。のどが渇く前に、少しずつ水分をとることを心がけましょう。また、汗をかいたら、塩分も一緒に補給しましょう。
【ポイント】外出時、いつでもどこでも水分・塩分を補給できるように、飲み物や塩入りの飴などの塩分を携帯しておくと安心です。
汗をかけるからだづくり
汗をかくと体温調節が行われるため、暑さに強く、熱中症にもかかりにくくなります。ウォーキングやストレッチなど、適度に汗をかく運動を習慣にしましょう。ぬるめのお湯に20分程度ゆっくりとつかる半身浴も汗をかきやすく、おすすめです。
【注意!】無理な運動やきつい負担をかけることは禁物です。暑さや疲れを感じたら、早めに涼しい場所で休憩しましょう。
生活リズムや環境を整える
バランスよく食べること、十分な睡眠も自律神経の働きを高め、熱中症予防につながります。
【ポイント】栄養補給には旬の夏野菜がおすすめ。みずみずしくて食欲のないときでも食べやすく、ビタミンや、体内の水分バランスを整えるカリウムが豊富です。
熱中症予防情報をこまめにチェック
「暑さ指数(WBGT)」とは、気温と湿度と輻射熱(ふくしゃねつ)を組み合わせた指標で、数値が高い時ほど熱中症の危険が高まります。この「暑さ指数(WBGT)」や「高温注意情報」などをこまめにチェックし、予防に役立てましょう。下のリンクをご活用ください。