2013年7月14日更新
●夏こそあたためメニューで「温活」しましょう
暑い毎日、疲れが抜けずにぐったりとしている方も多いのではないでしょうか。
疲れの原因のひとつとして考えられるのが「冷え」です。夏は、冷房の効いた部屋で長時間過ごしたり、冷たい飲み物を飲む頻度や量が増えるため、からだが冷えやすい時期でもあります。
夏こそ大切なのが、からだを温める「温活」です。冷えを改善し、つらい不調を改善していきましょう。
「冷えは万病のもと」 からだを冷やしてはいけないワケ
からだが冷えると、次のような悪影響をおよぼします。
●血行が悪くなり、筋肉内の血管が収縮して肩こりが強くなる
●代謝が低くなり、太りやすくなる
●免疫力が落ち、不調や病気にかかりやすくなる
●酵素の働きが鈍くなる
酵素の働きが鈍くなると、食べたものを消化する十分な栄養がとれません。
また、壊れた細胞の修復ができず、動脈硬化が進んだり、がん細胞が出現する可能性があります。
冷房の下で長時間過ごすときはカーディガンやひざ掛けを利用するなど、からだを冷やし過ぎないように注意しましょう。
冷えを改善!食事で「温活」
からだの「冷え」の改善には、食事を工夫することが効果的です。調理するときや食べるときは、次のポイントを意識してみましょう。
(1)「あたため食材」を選ぶ
食材にはからだを温める効果、冷やす効果をもつものがあります。不調を感じるときは、からだを温める効果のある食材を意識して選びましょう。
(2)調理法や組み合わせで「あたためメニュー」に
旬の夏野菜や南国でとれるものの多くが、からだを冷やす食材といわれています。このような食材は、加熱調理をしたり、しょうがやにんにくなどからだを温める食材とあわせて調理することで、「あたためメニュー」となります。
(3)よくかんで、温め効果アップ
よくかんで食べると、満腹中枢を刺激し、体脂肪を燃焼しやすくなり、からだが温まります。また、かむことにはリラックス作用があるため、この時期の屋内外の温度差で乱れがちな自律神経の働きを高め、体温調節の機能を回復するのにも効果的です。