2013年7月21日更新
●熱中症対策の基本、水分補給のコツ
熱中症の予防対策に、水分補給が大切なことは多くの方がご存知だと思います。ただ水分を摂るだけではなく、飲み方や飲み物などを意識して、効果的に行いたいものです。
厳しい暑さが続いています。ポイントを押さえて、さっそく今日からの実践をおすすめします。
熱中症を防ぐ水分補給のコツ
●タイミングを決めて、こまめに
喉の渇きを感じた時点で、体内の水分はかなり減少しており、これ以上減少すると体調不良を感じる人が多いといわれています。30分に1回などタイミングを決め、定期的に・こまめに水分を補給しましょう。
●運動する30分前に
からだが小腸から水分を吸収するまでにタイムラグがあるため、運動する30分前に水分補給するのが理想です。汗をかく前から、少しずつ水分補給を始めましょう。
●汗をかいたら、塩分も一緒に
大量に汗をかくと、汗と一緒に体内の塩分も流失してしまいます。その後に水分だけを補給すると、血液中のナトリウムの濃度がさらに低下し、こむら返りなどをおこすことがあります。スポーツドリンクや、塩水などで塩分も一緒に補給しましょう。
マイボトルを持ち歩こう!
こまめに水分補給ができるよう、外出先でも屋内でも、近くに飲み物を用意しておきましょう。最近では節約・エコ思考からマイボトルを持ち歩く方も増えてきましたが、こまめな水分補給ができるため、熱中症対策としても便利です。
状況に応じた飲み物で水分補給を
日頃口にする飲み物のなかには、熱中症の予防対策には適していなかったり、過剰摂取を避けたいものもあります。状況に応じた水分補給を心がけましょう。
コーヒーや緑茶などに含まれるカフェインには利尿作用があるため、熱中症が気になるときはノンカフェイン、カフェインレスのものを選ぶとよいでしょう。
スポーツドリンク
運動中、汗と一緒に失われた塩分を補給するのには適していますが、エネルギー補給のために糖分が多いものもありますので、日頃から摂り過ぎると、夏太りの原因ともなってしまいます。
アルコール
暑い日のつめたいビールを楽しみにしている方も多いと思いますが、アルコールには利尿作用があり、逆に脱水症状を招くことがありますので注意しましょう。